大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

みらいの街・函館


北海道新幹線開通から1年経ちました。写真は新函館北斗駅前。ずーしーホッキー発見。
北海道新幹線の開通は、全国的には東北新幹線が延長されただけなので北陸新幹線ほどの報道はなく
控えめな印象ですが、洞爺丸の事故を受けて完成した青函トンネルには多くの方の思いがあり、
北海道ではかつてトンネルを掘っていた方々や周りで支えていた方々の様子と共に
歴史的瞬間として伝えられました。

その影響とみられるNEW OPENの施設が幾つかあり、大沼にも新しいホテルができたり、
函館市内も少しずつ変わってきています。
来月は道内最大級の無印良品五稜郭にオープン予定です。

はこだてみらい館」は函館駅前に去年できた「キラリス」の3階にある科学館。
3月18日ー5月14日まで「手塚治虫と描くみらい展」を開催していることを知り、
先日早速子どもたちを連れて行きました。

これはアニメーションの原理を知るしかけ。
ぐにゃぐにゃ動かせる人体模型10個に少しずつ動きを作ってゆきます。


出来上がったものをぐるっと回転させると、中央の鏡に映った人形が動いているように見える
仕組みです。単純だけど面白いですね。
他にめんこのような丸い厚紙の裏表の絵に色を塗り、両端に輪ゴムを付けてくるくる回すと
やはり画面が動いて鳥が飛んでいるように見えるものが体験できました。

中央には貴重な手塚作品の原画があり、200冊の手塚作品が置いてあるライブラリーには一日
居たいくらいでしたが、残念ながら4歳児連れで長居できず。。。小学生なら幾らでも遊べます。
上映作品の中に、ここらのレンタルショップには置いてない白黒のアトム(1963年放送)があり、
ぜひまた機会をいただきたいなぁと願っています。他の作品は春休み期間中再上映が決まりました。→詳細

去年から私と1980年代のアニメを見て、最近は元の漫画も読み始めた息子1は
現代っ子には珍しくアトムになじみがあり、アトムとの撮影に大満足だったようです。

私は小学生からの手塚ファンだったのですが、昨年は友達に「まんが道」(藤子不二雄
伝記漫画。手塚治虫なくして藤子不二雄はなかったことを知りました)を借りた流れから、
今度は作品ではなく手塚さんの人となりや生涯に興味がわいて、お弟子さんが描いた
伝記漫画を読み、ものすごい情熱と苦労の上にアトムが成り立っていることを知って、
アニメーションアトムに興味が出たのでレンタルで少しずつ見ていたのでした。

膨大な作品量だし、たいして詳しくないのにファンと名乗るのはおこがましいと
これまで密かにしていたのですが、昨年あるEテレの番組を見ていたら、
手塚マニアを名乗る5人の討論に、自分も参加できるくらい読み込んでいることが判明(笑)。
数えたことはないけど、全作品が200巻なら、100冊は読んでいる自信があります。
ただし、アトムとかレオとか明るい少年ものではなくて、どちらかというとダークな手塚さんが
好きで、歴史を織り込んだ壮大なものや、女性が中心で世間を翻弄するようなものの方に偏ってます。

アトムはアニメは面白かったけれど、漫画版は読むのに根気が要りすぎて
私には入り込めませんでした。8歳になった息子1は、熱心に読み込んでいます。
21世紀の子どもたちの目にはどんな風に映るのでしょう。
手塚治虫の天才ぶりは本当に語りつくせないのですが、続きはまたお会いした時にでも。