大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

大漁

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今年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか。
災害も多かったですね。

 

どんな場所にいても、また新しい1年が始まります。
新しい年が豊かな実りのあるものでありますように☆

 

私は1月から駆け通しの年でしたが、忙しい中でも息子2との読書タイムは欠かすことなく、特に岩波の本からたくさんの励ましと感動をもらいました。

名作ではあっても何か違和感を感じることが多かった岩波の児童書。その謎は声に出して読むうちに解けたのですが、小さな私は古めかしい翻訳の日本語が苦手だったのです。

メアリーポピンズやケストナーははまったけど、くまのプーさんドリトル先生など、名作と言われているのに入り込めないものがあり、ちょこっとコンプレックスでした。いわゆる「本好き」の人たちは名作外国文学をすごく読んでいるイメージがあったので、「本が好きです」とかなり最近まで言うことができませんでした。

こんな面白いお話を心血注いで訳してくださった先達の方々に感謝しつつ、このままでは今の子たちに読まれなくなってしまうのでは、と少し勿体なく思います。私は勝手ながら、あまりに時代錯誤で6歳児には通じないと思う部分は現代語に置き換えて読ませてもらっています。

なぜかすごく回りくどい訳が多く、それが味という場合もあるけれど、「翻訳もの」独特の言い回しは時代の空気なのかな、という印象なので。

今年は「ガンバの冒険」3部作、プーさん、メアリーポピンズ、それから「ドリトル先生」シリーズを2冊読みました。ドリトル先生の世界は本当に面白く、止まらなくなりました。進みはゆっくりなのに味があって、突拍子もないストーリーを支える科学的な発想がちりばめられ、先生の人柄がたまりません。

メアリーポピンズもドリトル先生も子供に媚びることなく、大人が読むとぎょっとする場面があっても、全体は思いやりとユーモアに包まれて、後から思い出すと笑いが止まらなくなるようなことがあるのです。日常会話でも子供たちのネタになっていました。

スギヤマカナヨさんも子供の頃ドリトル先生が大好きだったそうで、世界観を共有でき、原画展の背景にあるものを味わえたように思います。

上の写真は秋に息子2が釣ったアジ。今年は処理も教えてもらって自信がついたようです。

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息子1はレベルアップして、昨日はとうとう家族の夕食を作ってくれました。

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ランチョンマットも手作り(右)。家庭科の授業ってすばらしいですね^^

親がいなくなっても自分で食べていけるようになってほしい、どんな世の中であっても生き抜いてほしい、そんな願いを持って子供たちと付き合ってきましたが、7歳と10歳、ひとまず第一段階を終え、私の子育て期も次のステージに入ったようです。
一緒に見守ってくださった皆様に心から感謝します。

どうぞ よいお年をお迎えください。