大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

微細なものに目を澄ます

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「花の妖精たち」より

これまた前述のシシリー・メアリー・バーカーの絵本で名の判明したチコリ。ハーブとして名前はなじみ深いけれど、この花が!一昨年Sさんのお庭から切り花をいただいたことは覚えているのですが、きれいだったから私が挿し木でもしたのでしょうか。全く記憶にないのですが、去年突然玄関先に花をつけてくれました^^ 今年は4株に増量。何とも言えない爽やかなブルーです。

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先日ご紹介したCD「聴こえてきたこと」のご希望者がいらっしゃいましたので、「三月の羊」でも販売することにいたしました。高円寺の「るすばんばんするかいしゃ」からお届けいただいたものです。(税込 1,980円)

左のグリーンの本は同社から出版された『ロシアの装丁と装画の世界』。荒木さんの元に託された2000点のロシア本からえり抜きの装画・装丁が編集されています。文字がほとんどなく、ごくわずかな情報が載っているミニマルなカタログは、見る人と絵の距離を縮め、豊かな世界を紡ぎだしてくれます。ブックレット風な軽やかな作りと手ごろな価格も嬉しい。(税込 1,320円)

通販にも近々アップしようと思います。お菓子とセットで贈り物にしてもすてき。

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1つ1つの絵に文字や情報はありません。始まりと終わりだけ文字が添えてあり、終わりの文章からは簡潔でありながら、荒木さんらしい誠実さと出版物への愛情が伝わってきます。

るすばんさんとのやり取りで静かな感動を受け取ることができるのは、品物が良いことはもちろんですが、ひとつひとつ細かいところに、荒木さんの決断を感じるから。とても密やかに、すみずみから伝わってくるものがあります。「世間的にこうだから」という方ではなく、自分の感性の方を信じ、世の中が少しでも良い方に向かうようにというような祈りを感じるのです。

ぜひ店内でゆっくりお手に取ってご覧ください。