大沼ねこひ日記

高崎→東京→北海道大沼へ移住したひさQの旅日記。2019年夏三月の羊・喫茶室「喫茶ねこひ」open!

3度楽しむ

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人形ジェインの黄金色のゼリー
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物心ついた時から家族の誕生日ケーキを父と作ってきた息子1。最近はひとりでお菓子を作ることがあります。『ピーターラビットのたのしい料理』(ビアトリクス・ポター画・フレデリック・ウォーン社編・北野佐久子訳、福音館書店)を図書館から借りてきて、みかんのゼリーにホイップ飾り。

「ほら、これだよ。」と2階から懐かしい絵本を出してきて、見せてくれました。

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『2ひきのわるいねずみのおはなし』ビアトリクス・ポター作/石井桃子訳、福音館書店より

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ほんとうだ!!一緒に読んだお話の中の、人形の家にあったみかんゼリーです。もっともお話の中ではこれは陶器でできたおもちゃなので食べられず、ごちそうにありつけると思ったねずみたちは悔しくて粉々に叩き壊してしまうのですが^^

実はこのピーターラビットのシリーズ、私が小学生の頃から大切にしてきた絵本でした。自分のベッドのところに並べて置いたところを今でも思い出します。ポターが暮らした湖水地方は大沼と雰囲気が似ているので、登場する動植物は身近なものが多く、息子たちとよりリアルな視点で、再びこの世界を楽しむことができたのでした。

今はもう絵本を読んであげることもない息子1ですが、かつて一緒に親しんだ世界がしっかり彼の中に根付いていること、そして現実とリンクさせてこんなおやつを作ってくれるようになったことに、ただただ驚きました。ねずみたちには悪いけど、ゼリーとってもおいしかったです。

 

高濱さんと北海道

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「The traveling stamps」好評開催中です♪

現在展示中の高濱さんのお母さんは帯広出身で、子どもの頃「六花亭」のお隣に住んでいらしたそうです。面白い話を伺いましたので、みなさんにシェアしたいと思います。


母の実家は東洋館という旅館でした。

隣は千秋庵。今の六花亭です。
千秋庵は通りに面した方は店舗で、裏を工場にしていたそうです。
母の家はその工場に隣接していました。
工場では餡子を冷ましていて、蒸気を逃がす天窓からは湯気が出ていたそうです。
母は小さな頃、本当に利かん坊で(北海道ではよく「きかないねー」と言いますよね)
いたずらっ子で活発だったようです。
小学校から帰ってくると、おやつはトウキビかジャガイモかナンキンの蒸したの。
ある日、トウキビを同級生と部屋に持って上がり、浴衣やタオルがたくさん干された物干し場から、
「ねえ、あの天窓に入るかな?」
「入るよ入るよ」
「うん、やってみよう」
とトウキビの芯を何度も遊べるように、できるだけ小さく折って天窓に向かって投げたそうです。
「わー入った入った!」って楽しくて喜んでいたそうですよ。
その後、千秋庵の従業員の方が、東洋館の従業員の方のところにきて、
「お嬢さんがトウキビを工場の餡子のところに投げていますので、注意してください」
と伝えにいらしたらしく、母は従業員の方からやめるように(多分優しく)言われたそうです。
母は「父さんには言わないでね!」と懇願したそうです。
父さんがわかれば、叱られる!!と。
母の父さんは、とても厳しい人だったのです。
 

先日の「サラメシ」でも少し登場されていた高濱さんのお母さん。このエピソードからは、高濱さんにもつながっているお茶目な一面と、ある時代の帯広の光景がうかがえ大変興味深かったです。窓から餡子を食べさせてもらったお話なども以前お聞きしました^^
千秋庵本家は函館にあり、のれん分けで道内各地に散らばったそうですね。
 
*カードはお任せでよかったら通販でもお買い求めいただけます。お声がけください。
 
 

原点・2007年10月の旅

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「いっとこ!」11時頃でしたね。カヌーと優雅なホテルエプィ、絶妙な流れでご紹介していただきました。土日は悪天候にも関わらず、TVを見たお客様が来て下さり、ありがとうございました!

上の写真は移住先の決め手になった2007年10月の旅で撮ったもの。当時アイヌ文化に夢中だったので、アイヌのお祈りに乗せて先人の方々に祈り、自分にここでできることがあるなら呼んでください、とお願いしました。

上空の飛行機から虹が見え、初日の二風谷行きのバスからもずっと虹が見えて、どこへ行っても最高の紅葉が歓迎してくれたすばらしい旅でした。湾岸を電車で辿りながら大沼へ来た時、ようやくふたりともが「ここだ!」と感じたのでした。

広い空と大沼と駒ケ岳の壮大なアンサンブルと、関東では珍しい広葉樹の黄色い自然な森。ひっそりした小沼の佇まい。静かで優雅で人工物の少ない、それでいて洗練された黒川紀章さん設計のプリンスホテルや湖畔で最高のロケーションに立ったターブルド・リバージュ。

雄大な自然がありながら便の良い交通。電車にちょっと揺られれば、路面電車のある函館のレトロな街並み。何かが飛びぬけて目立つというのではないのですが、バランスの良い落ち着いた居心地の良さがありました。


今こうしていることが夢のようです。たくさんのお力添えに感謝いたします。微力ではありますが、大沼の良さを伝え、この穏やかで静かなささやかな暮らしの幸せを積み重ね、みなさんと分かち合いたいと思います。

UHB「いっとこ!」ツイッターではひつじパンとケーキの視聴者プレゼントもありますよ♡見た方は簡単に応募できるのでやってみてください。9月14日23:59まで


 

静かに

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朝の澄んだ空気にオオルリの声が響いていました。

北海道胆振東部地震から2年経ちました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々が一日も早く落ち着いた生活ができるようお祈りいたします。仮設住宅に加えたコロナ禍というストレスは想像できないものがあると思います。それでも何とか乗り越えようという厚真のファイトを感じつつ、応援しています!

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大風で落ち葉やドングリ、色々落ちています。

いつもなら行き会う旅行者の方にも元気に挨拶をするところ、今は話しかけていいものかどうか…でも水鏡があんまりきれいだったので、十分距離があるからと挨拶してしまいました^^にっこり返してもらえて良かった。クルミやドングリが落ちているので、このところリスがよくウロチョロしています。

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秋の草花が目を楽しませてくれます

明日のUHB「いっとこ!」では、10:48頃登場のようです。道内にお住まいの方は良かったらご笑覧ください。移住のきっかけになった秋の大沼のすばらしさを話したかったのですが…全然うまく話せなかった。でも、百聞は一見に如かず、大沼を見つけた旅の写真を公開しました。

明日もリンゴのタルトとプルーンのタルトをご用意してお待ちしてます!

 

「The traveling stamps」高濱浩子 9/10-10/4

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2020.9.10ー10.4「The traveling stamps」

神戸の画家高濱浩子さんのポストカード展「The traveling stamps」明日から始まります。使用済み切手を使ったポストカード形式の作品150枚と小作品集「なにもない、花」をお買い求めいただけます。

1枚ずつに果てしなく広がる世界を旅しつつ、お気に入りの1枚を探してみてください。1枚275円で、貴重なキプロスの切手を使った作品のみ500円(わずか9枚)。こちらは区別するために額に入っています(額は販売していません)。キプロスのトラベローグと一緒にお楽しみください(掲載誌「coyote」も設置)。心彼方へいざなわれること請け合いです。

「三月の羊+喫茶ねこひ」店内にて 
open 10:00-16:00 close 月・火(+しばらく水も)

 

だからこその音楽

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全然田舎暮らしっぽくないかもしれないけど、息子2に勧められたCreepy Nutsの「どっち」が刺さってヘビロテ(プライベートで)。「また右往左往で狼狽」のからの数行が特にとろける耳心地。


言葉&リズム(ラップ)極めたR-指定さんとDJ極めたDJ松永のヒップホップユニット。最近菅田将暉さんとアルバム出したので各所でよく見かけるふたりで気になってたのですが、見事にシンクロ。だけでなく音がとにかくいい。気持ちいい韻の踏み方と機知。息子2は私のウォークマンのAIに話しかけて勝手に音楽の旅をしてるのですが、たまたま検索に引っかかった曲を拾ってけっこうおもしろい曲を聴いてます^^

スチャダラパー以降ほとんどラップとか聴いてなかったけど、今の気分。ジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』っぽい。息子2には聴いたことのない強烈に不思議で面白い言葉と音の世界がヒットしたもよう。

ラップはちょっと、という方にはほのぼのこちら。奥田民生トータス松本斉藤和義ら私たちの世代には夢の競演!なメンバー6人が昨年結成したカーリング・シトーンズの「オイ!」。しっかり年を取っている彼らが楽しそうに老いを歌う姿、最高!

(注*最初に公告が出てきます。5秒後にスキップ可能)

ナチュラルイメージを崩壊させてしまったらごめんなさい。でも私、田舎暮らしにはパンクロックが似合うと思っているのです。雪国だし、やっぱり鬱屈した何かが溜まりやすい気もします。底力のあるパワー。もともと何事もノンジャンルで受け入れるタイプなので、それが矛盾とは思わないんですよね。いっぱい心のひだがあるだけ。ロックはシャワーのように魂を洗い流してくれます^^

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土屋知子さんの写真展「遠い朝の便り」明日までです!
 

 

 

秋のタルト始まりました☆12日UHBに出ます

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        七飯産プルーンを使ったプルーンのタルト、今季も始まりました☆

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七飯産りんごも出始めました♡明日から登場!いい季節ですね。

今日は午前中暴風雨で別世界にいるような異様な暗さもあり、不思議な森の中、という雰囲気でしたが、午後にはお天気も落ち着き、札幌からUHBの取材クルーを迎えました。

家族でやっているお店の光景を撮っていただきました。前日は10月25日発売「スロウ」の取材。実は毎回取材の時困るのですが、私たち持っているエピソードが長すぎて、どこから話していいのかいつも迷うのです。

お客さんからも、「ここはいつからあるのですか」「いつからやっているのですか」とよく聞かれますが、「三月の羊」のスタートは2001年で、まもなく20周年。でも大沼に店を構えたのは2012年で、さらに新店舗ができたのは昨年。北海道ではまだまだ新参者。

UHBのディレクターさんからは事前にメールやお電話をいただいており、ここに来るまでの道のりを「どこから話していいでしょうか…」と恐る恐る2001年のスタート時から話すと、長い長い話の全部をじっくり聞いてくださいました。移住先を大沼に決めた二風谷からの湾岸の旅、更に引っ越してからこの大沼ほとりに土地を見つけるまで。

かつてはテレビって、盛って軽く仕上げる印象(勝手なイメージ)だったけど、昨年のUHB「みんなのテレビ」といい、北海道での取材はみなさんわざわざ札幌など遠くから足を運んで下さり、わずか数分の映像に何時間も時間をかけ、事前にもしっかり調べて、すごくエネルギッシュにお仕事をされている方々が多く、感動します。

私は相変わらず緊張して全然うまくしゃべれてはいないのですが、秋の大沼の魅力が少しでも伝わるといいなぁと思います。道内だけの放映ですが、環境の許す方は良かったらご覧ください。家族全員で出ています。視聴者プレゼントでひつじパンやひつじのケーキももらえるようですよ。

9月12日(土)UHB「いっとこ!」10:25-11:50という番組内の「いっとこ!スポット」というコーナーです。12分が大沼の紹介でその後半に登場予定。