大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

緑の盛り

つい先日まで寒くてストーブのお世話になっていたのに、
いきなり夏の日差し。
黄色い花の季節になった。今年はクサノオウの花が大きい。


かたつむりガーデンも一年経ってすっかり賑やかに。


苺、アサツキ、ミント、セージ、オレガノ、パセリなど、すぐ摘んで
食べるものがまとめて植えてある。

余った分は乾燥してハーブソルト(ブレンドして細かくしたのを
焼き塩と混ぜる)にしておくと便利。

鶏肉に揉み込んでオリーブオイルをひいたフライパンで焼けば
香ばしいハーブチキンになる。スープにいれてもいい。
緑のない貴重な冬の彩り。

細長いアサツキの間で、一年で確実に増えた苺の花が一斉に開き始めた。


この時期の北海道は、冬のあいだに蓄えたエネルギーが一斉に
土から飛び出すように、緑の宝庫となる。
冬のことを考えるとどんどん保存した方がいいのだけど、
保存に手をかけるヒマがない程、色々なものがいっぺんにやってくる。

緯度が高いので19時でも薄明るく、外国みたいだ。
気温が高いのは16時までで、そこからすっと冷えて来る。
19時、しまい忘れた天日干しの野草を取り込みに外へ出ると、
そのひんやりとした空気のにおいに、子どもの頃の
キャンプファイヤーの記憶が、ちらりと顔をのぞかせた。