大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

七夕

ローソクもらい」という行事としてウィキペディアでも
紹介されている北海道の七夕。
ハロウィンみたい、というとわかりやすいでしょうか。

今年も5歳の息子と町内を歩き回りました。
17時、緯度の高い北海道はまだ十分明るい夕方に
子どもたちが集り、事前にお菓子をいただけると
申し出のあるおうちを順番にまわります。

おうちに着いたらご挨拶して歌を歌います。
「♪竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ローソク1本くださいな♪」
「今年は何人ですか?」
「3人です。」
「少なくなりましたね。」

お菓子を差し出しながら、少し淋しそうに言われる方が多いです。
私たちの地区は、町内だと広すぎるので、班内を回ることに
なっていますが、小学生以下の子どもは3人(プラスうちの1歳児)。

昔はもっとわらわらと子どもがいたそうですが、
おかげで一軒一軒から差し出されるお菓子は豪華で、
20軒近く回るとひとりダンボール一箱分ものお菓子が集ります。
花火やおもちゃをくださる方もいます。


子どもたちが歌っているところを眺める町内の方々のお顔は嬉しそうで、
一緒に成長を見守ってもらっている感じがあって
私も幸せな気持ちになりました。
去年は途中で半分眠りながら歩いていた息子も堂々と最後まで走り回っていました。

歌は地域によって違い、回るルールもそれぞれにあるようです。
大沼町は笹が出ている家ならどこの子どもでも尋ねてよいと聞きました。
留守番していた1歳児にもお菓子を用意してくれる方々がいて、
帰って差し出すと置いてかれてむすっとしていた息子2がようやく機嫌を直しました。