先日はこだて未来大のオープンキャンパスに行ってきました。
2024年のブリツカー賞を受賞した山本理顕氏の設計です。函館郊外の丘の上にある建物は美しく空に映え、内側は蟻の巣のようで刺激的でした。
ゼミ室がパーテーションで仕切られているだけの、とてもオープンな作り。どの大学でも教授の巣穴のような部屋しか見たことがなかったので、とても驚きました。この作り同様、教授陣も心に仕切りを作らないオープンな人柄の方が多いという印象を受けました。
ここに4年通う学生たちは、どんなことを想うのでしょう。外から少し遮断された場所であることも集中力を生みそう。新しい発想がどんどん生まれて来そうなキャンパスで、未来大という名にふさわしいすてきな箱でした。
冬を主に作られている為か、近年の温暖化が予想外だった為か、真夏には吹き抜け部分の冷房なしの南向きの窓からの光がちょっと厳しいと感じましたが、この日のブラインドは外側から見ると「FUN」を表していたり、全体から遊び心溢れた自由な学風が伝わってきて、生徒だけでなく、兎に角先生方が楽しそうで居心地良さそうなのがいいなぁと思いました。
まだ新しい学校なので、道外だとご存じない方もいるかもしれませんが、AI研究の第一人者松原仁教授をはじめ、バラティ豊かな教授陣が揃い、街と共同で新技術を暮らしに生かす研究を進めている面白い大学です。
公立はこだて未来大学のHP