大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

お馬さん

東大沼の山林で行方不明になった男の子はまだ見つからず、
気が休まらない数日でした。地元の誰もが無事を祈っています。

さて、森が怖いような沈みがちな気持ちでいたところ、
憂鬱を払拭するようなすばらしい仕事を見せていただく機会に恵まれました。

うちの庭の奥は山林で、倒木など薪にできる木はたくさんあるのですが、
薪づくりをする家のそばまで丸太を運ぶにはちょっとした坂もあり、
夫ひとりの手に負えるものではなくて困っていました。

大沼流山牧場の西埜さんに相談したところ、
強力な助っ人登場!↓

何がのっていると思いますか?


じゃじゃーん☆ベルギー生まれの4歳のお馬さんです。
昔ながらの馬搬技術を持った西埜さんが、馬を使った丸太の運び出しを請け負って
下さることになったのでした。慣れた手つきでお馬さんを連れ出し、庭の木につなぐと、
優しい目の馬はもぐもぐと下草を食べ始めました。なんて大きいの!


自分の家の庭に馬がいる風景は格別でした。



重機を入れるにはがっつり庭を切り開かねばならず、オオタカなどが住まう静かな森で
そこまでの開拓をためらっていた私たちに、この方法はぴったりでした。

お馬さんはもっとたくさんの丸太を一度に運ぶこともできるそうですが、
既に植えてある果樹を傷つけないようにと、数本ずつ運んでくれたので、
丁度いい歩く道ができただけでほどよく森が開拓されました。


馬1匹と人一人と少しの道具だけで、こんなにサクサク運搬できるなんて!
今ではほとんど行われなくなった馬搬の技術を目の当たりにして感激しました。
シンプルで、気持ちのいいお仕事ぶりでした。

とても伝えきれないので、また改めて書かせていただこうと思います。
大沼流山牧場さんと西埜さん、お馬さんに心から感謝です♡