(大船遺跡)
函館市の大船遺跡・垣ノ島遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が、とうとう世界遺産になります!長らく登録に向けて尽力された方々の努力が実を結びましたね!青森の三内丸山遺跡は有名ですが、道南にも同じ文化を持つ同時代の遺跡があることは意外と知られていないのではないでしょうか。
もちろん登録されなくてもすばらしい価値を持っていた遺跡群ですが、世界遺産となることで、北海道と北東北が一続きの文化圏であったことがより認識され、各地に散らばる地味~な遺跡が少しずつ整備され、次世代の研究につながってゆくことでしょう。
(大船遺跡)
恐竜研究も、かつてはアジアならモンゴル、西洋ではカナダやアラスカが中心だったところ、日本をフィールドに積極的になされるようになったことで見過ごされていた身近な化石が認識され、まだまだお宝が眠っているとわかり、研究が活気づいて日本が最先端のホットスポットなっていったのですから、考古学の世界でもきっとよい働きがあるはず。
何より、狩猟・採取の縄文文化が、世界の「JYOMON」となっていくと思うとワクワクします。個人的に定住・農耕よりずっと魅力を感じてきた狩猟・採取。アイヌを含め、その文化には限りない動植物への英知とより謙虚な自然へ敬意があると思われます。切り開くよりも、そのままの自然を受け取る・いただく文化。自然をコントロールするのではなく、在りようを学び、特性を十分に知り、生かしていく姿勢が好きです。
登録される北海道内の縄文遺跡群は以下。コロナ後のお楽しみが増えますね^^
今は難しいでしょうけれど、いずれは6か所を巡るバスツアーなどもできるのかな。アイルランドを旅した時、ニューグレンジを含む遺跡ツアーには様々な国の人たちが集まっていました。そのイメージが、未来の函館に重なります。
★大船遺跡・函館(以前ご紹介した2019年のねこひ日記はこちら)
★垣ノ島遺跡・函館(6月18日オープン!)
★高砂貝塚・洞爺湖
★入江貝塚・洞爺湖
★北黄金貝塚・伊達
★キウス周堤墓群・千歳
星野源結婚に続いて明るくほっこりしたニュースでした☆彡