大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

カムイチェプ

ある日、夫がせっせと木を削ってこんなものを作っていたのです。

「なにそれ???」
「鮭バット」
釣り上げた鮭をこれで叩き、息の根を止めるものでした。
うーん。さすが北海道暮らし。
9月からあちこちの川で鮭の遡上が見られる北海道。
移住してから、鮭はぐっと身近な存在になりました。

去年から釣りにはまっている夫が鮭を釣りたくなるのも自然の流れ。
とはいえ、あんな大きい魚を初心者が釣れるの?しかも叩き殺すって。。。
24−5cmのハルニレの棒は縄文時代を思わせ、
なんだかすごく遠いことのように思っていましたが、
やりました!

先日とうとう鹿部でオスの鮭をゲット☆

早い時期に獲れたものは実が大きく皮は銀色に光っており、
遅い時期だとこのように「ブナ」と呼ばれる婚姻色がでるのだそう。
来年はメスを釣るぞーと意気込んでいる彼です。

P.S.タイトルはアイヌ語で鮭。カムイ(神の)チェプ(魚)と呼ばれる鮭は
  シペ(本当の食べ物)という別名があるほど人々にとって大切な存在です。