大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

心奪われるもの


庭に初めて咲いたすももの花。
可憐!
白いささやかな花の美しさって、全然カメラに映らない。


京都のギャラリーnowakiさんから、植田さんの手拭い到着。とってもすてき!
植田さん関連のもの、本、雑貨、絵、どれも心を奪われる美しさ。
それは植田さんが、内側も外側も大切にしている現れだと思う。

そのバランス感覚こそ、センスと技術に加わりひとつ次のゾーンへ突き抜けてゆく植田さんの魅力なのではないかしら。


岡田淳さんと植田さんの新刊もすばらしい。神戸のBL出版から、神戸ゆかりのふたりの本。ため息が出る美しさ。泣いた。


ねこひにも近々仕入れる予定ですが、お近くの書店にあればぜひお手に取ってご覧ください。以下若干のネタバレを含みますので、よりライトな紹介はこちらから→Instagram

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『ねがいの木』岡田淳/文、植田真/絵、BL出版、2024年4月
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小学生から大人まで、静かに心に響く1冊。何もないところから街が発展し、どんどん物が売れ、そのことは、戦争と無関係ではないかもしれない、という示唆を切なく提示。けれど全くお説教じみたものではなく、岡田さんの人間への基本的信頼に満ちた愛情深い眼で描かれる。まさに今という時代への願いがたくさん詰まった美しい本。