思いがけないことが、続く。賑やかだった4連休と打って変わって、連休後しっとり静かな大沼を見計らったかのように、サプライズのお客さま。
昨日はショピンのけいさんと野々歩さん。ちょうど朝ショピンのことを考えていたという夫が驚いていた。新店舗が完成して初めて来ていただき、高濱さんの展示を楽しんでゆかれる。
そして今日、涼音さんと高濱さんの話をしていたら、窓の向こうに高濱さんのような人が歩いて来る。
本物だった！駆け寄ってハグしたいような場面だったけれどお互い慎重に距離を。コロナに気を使いつつ、いつぶりかわからないくらいの再会に胸を打たれる。きっとお互いのリスクに迷った末、駆けつけてくれたであろうお気持ちが嬉しい。
ただの人である私からしたら、20代半ばに「装苑」でお見掛けして以来高濱さんは憧れの人。西荻窪のお店で出会ったときは30代のお姉さんだった高濱さんの真似をして万年筆を買ってみたり、影響を受けてエキサイトブログを使うようになったりした程なのだけど、何か不思議なご縁を感じることと、気さくなお人柄に、今はすっかり友達のようにお付き合いさせてもらい、楽しく充実したひととき。
お店をやっていて良かったとしみじみする。製造者の芹沢はともかく、私は特別な才能というよりコツコツタイプなので、お店はやっぱりコツコツを積み上げることで良くなっていく場所で、積みあがった16年で高濱さんと堂々とお話できるのかなと思う。お店をやってて良かったし、大沼で良かったと思う2日。みなさん水辺の森のお散歩や鳥の声を楽しんでゆかれた。
来年の展示のお話も決まり、雨に冷えた店内がほっこり温まった。
高濱浩子さんの「The traveling stamps」は10月4日（日）まで。
