大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

どこかで春が

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先週半ば、ある日窓を開けると微かにぷんと甘い香りがして、どこかで花が咲いている!と感じました。毎年春一番福寿草が咲く場所は私一人では足元が危ないので、付き添ってくれる人を待ち、ホワイトデーのお菓子も出し終えた今日、よくやく散歩へ。
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子どもたちはパソコンに夢中で来てくれなかったので、夫がツレ。私には足場が不安な場所へ「ちょっと見てきて」と頼むと、まだ雪で花なんて咲いてないよ、と一蹴されそうになったのを「何とかあの緑の木の下だけでも」と食い下がると渋々見てくれました。

辺りは雪は残っているものの、既に各木の根元では根開きが始まっていて、常緑樹の木のあたりには何か生命の気配が感じられたのです。果たして、夫が「1つだけ小さいのが咲いていた!」と戻ってきました。

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枯葉を持ちあげてひっそりと顔を出している福寿草
絶対いると思ったよ^^体に制約が出来た分、感覚は外の世界を知覚する力が強くなったのです。踏み固めてもらった雪の上をそっと歩き、他の枯葉の下にもきっとすでにたくさんの福寿草が待機していることを感じながら明るさをもらいました。

間もなく終わろうとする冬のお楽しみ、家族のボードゲーム満喫。

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先日息子1の誕生日に仕入れた「パンデミック」です。コロナ以前にYさん家族からこのゲームのことを聞いて、夫も私もずっと気になっていました。誰かひとりが勝つのではなく、協力し合って1つの目的をクリアするという珍しい協力型ゲーム。
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「科学者」「検疫官」「通信司令員」など、最初に引いたカードの役割をそれぞれが引き受け、各職業の特性を生かしながら感染拡大を食い止めるためにプレイしていきます。4種の病原菌の治療薬を全て開発できたら全員が勝ち、カードの山がなくなるまでに開発できなかったり、病原菌が広がり切ってしまうと全員の負けです。

何年も導入を見送ったのは、1つには小さい子には難しそうということがありました。手順が多く説明が複雑なので、慣れるまでは少し戸惑いますが、他のボードゲームにはない楽しさがあります。そして長い長い自粛期間の続く今タイムリーに病原菌をやっつけられるのは心地良く、健やかな気持ちになります。

8歳以上とあったけど、9歳でギリギリかな。大人でも各職業の特性や細かいルールを覚えるのは厳しく、誰か一人でもルールをしっかりわかっている人がいないと、疲れている時にはごちゃごちゃになってしまいそう。我が家はすでに、息子1頼み(^_^;) 
世界中の都市を飛び回る感覚も楽しいです。