朝の室温が0度を切った。結露が凍ってサッシが開かない。
姿見が曇って姿が見えない。あはは。ほんとにこんなんなるんだ。
おととい雪がぱらついてから、急速に冬の気配。
東京の雪と違って水分が少なく、
小さなコンペイ糖みたいな粉雪がぱらぱらと降った。
寒くなるにつれて散歩時間が少なくなりがちなこの頃。
絵本のお楽しみはお天気に関係ない。
図書館へ行くと、息子が自分で本を持って来るようになった。
大部分がこぐまちゃんとうさこちゃん。
それに混じって、エッツの『ジルベルトとかぜ』なんてしぶいのが
入っていたりして。
- 作者: マリー・ホール・エッツ,たなべいすず
- 出版社/メーカー: 冨山房
- 発売日: 1975/08/05
- メディア: 単行本
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彼はじっと聞き入って、特にその時は反応がよめないんだけど、
数日経って突然「かぜくん、ねえかぜくん」などと
文中の台詞を言い出すので、しっかりインプットされているようだ。インプットと言えば、半年近く読んでいないはずの『かばくん』(岸田衿子文、
中谷千代子絵、福音館書店)や『んぐまーま』の文章もふいに出て来る。
色んな絵本の文章が、つぎはぎだらけでずらずら出て来ることもある。
寝言でも、「ポックルトンの奥さん」とか「うさこちゃん」とか言ってる。
- 作者: 谷川俊太郎,大竹伸朗
- 出版社/メーカー: クレヨンハウス
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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絵本をヘビーローテーションでせがまれるこの時期、何十回、何百回開いても
いつでもはっとする美しさと姿勢の正しさを見せてくれるのは、
ディック・ブルーナのうさこちゃんだ。
とりわけ、シリーズ最初の4冊はすばらしい。
- 作者: ディックブルーナ,Dick Bruna,石井桃子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1964/06/01
- メディア: 単行本
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ふわふわさん(父)の、うさこちゃんに対する敬意ある態度がまたしゃれている。
「とうさんは どうぶつえんへ いこうかと おもってるんだが
いっしょにくるかい?」
子に親がつくすのでも、親に子が引きずられるのでもない、
適度に自立した関係が、絵本全体に心地よい風となって吹き抜ける。