大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

開墾


家の周りの木々にもようやく緑が見えはじめ、
足元にはタンポポやすみれの姿。


何しろ去年までススキ畑だった荒れ地なので(昨年9月→
何をやるにも時間がかかるのだけど、
夫は仕事の前後にせっせと開拓している。

その後をちょこちょこついていく息子。
一緒にブルーベリーやグーズベリーの苗を植えたり、
水をあげたり。いつかお菓子に使えるように。

家の前にはスパイラルロックガーデンができた。
安曇野シャロムヒュッテや藤野のパーマカルチャーセンターで見たやつだ。

パーマカルチャー(オーストラリアのビル・モリソンとデビッド・
ホルムグレンによって提唱された農的暮らしの永久デザインの体系)の
基本的なデザインで、高低差を作る事で異なった排水性と方位ができ、
小さなスペースに多様な環境を生み出すので、
それぞれの箇所に合った植物を植えると、見た目も楽しく利便性の高い
ハーブガーデンができる。

たとえば日当りの良い乾燥する所にはローズマリー
湿った日陰側にはチャイブやミントというように。
コンパクトな円形なので水やりも楽ちん。
息子はかたつむりのお庭と呼んでいる。

これまで吸収してきたものを実践できる場ができて、
夫はとても嬉しそう。
これらを包含した全てが、これからの三月の羊。
ひとつひとつ手間がかかるので、歩みは前よりもゆっくりに
見えるだろうけれど、思い描く豊かさに、少しずつ、
着実に近づいているのを感じる。