庭先にフキノトウが顔をのぞかせ、
大沼にもようやく春が来た。
氷がとけてゆく断層が面白い。
2週間前まで、まだ上を歩いて島まで渡ることができ、
息子らはソリ遊びをしていた。
(↓夫撮影)
でも、もうつなぎもスノーブーツもおしまい。
手袋も、どれもきれいにあらっておかなくちゃ。
来シーズンにはもう小さくなって、出番は3年後だろう。
一瞬しか着ないものたちを手入れしていると、
ふと切ない気持ちになる。
少しだけセンチメンタルにひたってから、それを振り払う。
大沼では、湿った気持ちでは生きて行けないよ。
だって少しでも湿気があると凍ってしまうから。
それにこれからのシーズン、虫も野菜も人も
どんどん色んなものがやってきて、感傷にひたる間もないだろう。
ここに住み続ける私はたぶん、どんどんドライになっていくと思う。
みなさん、新学期おめでとう!