『おやすみとおはようのあいだ』原画展始まります！

10月5日（木）～11月26日（日）開催、スギヤマカナヨさんの『おやすみとおはようのあいだ』原画展の絵が届きました！

原画の持つ力に改めて衝撃を受けています。田舎暮らしを始めて、無性に人の描く絵や作品に触れたくなる理由が、展示の絵をお取り扱いしているとはっきりわかるのです。
自然は美しい。でも、自然は感情を排してただそこにあるものです。

絵本の絵には、多くの場合たくさんの感情が入っています。温かな気持ち。絵本を手に取る人たちの幸せと、その人たちを取り巻く社会が良いものであるように、という祈りが、感じられます。

作家さんだけでなく出版社の方たちとお話すると、そこに更にたくさんの方の気持ちが重なっていることが感じられます。

本書は、かつて息子さんと一緒におやすみ前の絵本を読んでいたカナヨさんが、コロナ下で不安な気持ちの高まった全ての人が安心して眠りにつけるよう祈りを込めて描かれました。

優しいタッチの秘密のひとつは画材のキットパス。障がいのある人もない人も一緒に働ける社会を目指している会社です。手になじむ柔らかいクレヨンは、重ねたりにじませたり、画用紙だけでなく窓ガラスや鏡にも描いたり拭き取ったりできます。（写真左：オリジナルキットパス）

めくるむさんという小さな出版社を通じて世に出た優しい気持ちが、これからも長く多くの人に優しく光を投げかけることでしょう。

今回は、貴重な原画8点をお預かりし、カナヨさんのサイン入り絵本やカレンダーなどの文具も販売します。

北海道初上陸のこちらの原画を、たくさんの方に見ていただけたら幸いです。お子さんだけでなく、不安の多い社会を生きる大人の方にも、ぜひご覧いただきたい一冊です。