大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

家が生まれるところ


大沼が白く凍りました。
何しろ冷蔵庫の方があたたかく感じるマイナスの世界。
工事の方も、雪と寒さの中のことで思った以上に時間がかかってますが、
ここへきて、現場へ行く度に活気づき、フィニッシュに向かって
動き出した大きな渦を感じます。


先週、待ってくださっているお客さんがいるのに
通販再開の目処がたたない苦しさに耐えかねて齋田さんと話し合いをする前日、
なんだかこれは出産みたいだ、この状態は陣痛がきているのに産めない苦しみなのかも、
と気づきました。翌日、齋田さんからも
「家が生まれるところなので、無理に出すようなことをしたくない」
との言葉をいただきました。
そう言ってくれる齋田さんのような大工さんに会えて、本当に嬉しいです。

1月上旬は、思い通りに仕事を始められないことがつらすぎて、日記にも
家作りについて書く事ができませんでした。
でも予定日に惑わされず、家が生まれてくる自然の流れにのろうと
ある意味あきらめられた後、少し力が抜けて、そしたら逆に現実が
進み始めたようです。

2階の床板が張られ、1階も着々と立ち上がってきました。

(厨房から店舗部分へ向かって撮影)
函館のトルコ喫茶Pazar Bazar國立さんからいただいた、
おばあちゃんのお家に使われていた貴重なガラス。
Pazar Bazarさんの入り口脇のガラスとおそろいです。

今、近くでも遠くでもたくさんの方が一緒に家の誕生を待ってくださり、
応援してくださっている気持ちを感じてとても幸せです。
みなさまに感謝します。ハースート