大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

はこだて国際民俗芸術祭

毎年楽しみにしているはこだて国際民俗芸術祭
今年は第6回を迎えました。

会場は、函館山すそのにある元町公園です。

世界の料理や雑貨が並ぶもぐもぐフェスタのブースも
お楽しみのひとつ。

公園内の5箇所のステージで次々に各国のアーティストが
熱気あふれる歌と踊りを繰り広げます。
いいにおいと面白い音があちこちから漂って、
何とも言えない平和で刺激的な空気が生まれるのです。


ロシアから来たエクニチュワン・オブ・カムチャツカ。
遠くから太鼓の音を聞いていても立ってもいられず、
息子1は夫に預けてベビーカーを押して駆けつけると、
房飾りのついた毛皮をまとったきれいなお姉さんと少年たち。

ムックリ、太鼓、かけ声だけのシンプルな構成ですが、
力強く原始的なパワーに、北方民族の血がざわざわしました。
音楽も踊りもアイヌによく似ている。
あんまり面白くて、最終日にもう一度。

10日は公会堂前。
動きが激し過ぎてカメラ追いつかず。

ホワイトフォックスのような衣装がとてもキュート。
手づくりのビーズ細工は雪の結晶模様。

どっしりした伝統を持っている彼女らを「自分には何があるだろう」と
うらやましく思う気持ちよりも、
ライブに呼応して自分の中に響くDNAの手応えを頼もしく感じました。

私はいかにも北方民族だという土台です。
つまり、狭い地域に自分を押し込める必要はないのかもしれないということ。
地球全体が、いずれふるさとになっていく予感。

北海道に渡ってきてよかったと心から思う瞬間でした。
ぴんとくるものを大切に掘り進めよう、と改めて。

はこだてありがとう!