大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

ぽたんぽたん


雨が降るようになって、毎日確実に雪がとけてゆきます。
地面が顔をのぞかせて、ぺったんこに這いつくばってる
クローバーを見ると、その力強さに勇気づけられます。

雪解けの時期はシロップの季節。

バルトのおさむさんから教えてもらって、夫がさっそく
樹液のお裾分けをもらうべく、
庭のイタヤカエデにチューブをさしてみました。


すごい!2日でこんなに。
見ている間にもぽたんぽたんと雫が落ちて、木が生きていることを
目の当たりにさせてくれます。

春から夏に光合成で養分を蓄えた木は、
冬になると寒さに耐える為に蓄えた「でんぷん質」を「糖質」に変えるそうです。
それが甘さの秘密。

寒さが和らぎ、寒暖の差が激しくなるこの時期には
樹液が幹の中を駆け巡り、抽出しやすくなるので3−4月が
シロップ作りに向く季節とのことでした。

この時期木はまだ本格的な活動期ではないのでそれほどダメージはなく、
穴を塞いでおけばまたもとに戻っていくのだそう。

1/40になるまで煮詰め、ほんのちょっとになってしまう貴重なシロップ。
寒い場所だからこそ甘くなるっていうところに、そして薪ストーブに乗せて
おけばOKなところに、北国に住んでるわくわく感が高まります。