大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

子ども心

夏が来ると、毎年夏休みみたいな気持ちになる。
どんなときでも。
7−8歳の体に染みついたものは一生ものなのですね。


今年も七夕に子どもが町内を歌ってまわり、山ほどお菓子をいただいてきました。
みなさん楽しんでご用意してくださったのが伝わってくるお菓子ばかりで
温かい気持ちになりました。

その中に、とっても懐かしいお菓子がありました。
写真の「ツィンクル」というチョコレート、ご存知ですか?

小さい頃、歯医者さんから厳しい指導を受けていた母が用意してくれた家のおやつは
野菜チップや小魚アーモンドが多めで、チョコレートはまずありませんでした。
保育ママさんのおうちに預けられていた間は色々なおやつをいただいたけれど、
たま〜に手に入るチョコレートは夢のお菓子で、特別な存在だった気がします。

中でもこの「ツィンクル」は、卵型の薄い皮を模したチョコレートの中に、更に小さな小さな
金平糖や別の味の星型チョコレートが隠れているキュートなお菓子なのです。
お菓子って、まぁなくたっていいものなんだけど、出会ったときに「わぁっ!」となる
特別な気持ち、大切に食べる時の幸福感は、他に代えがたいものがあります。

結婚したての頃、夫が作るお菓子の繊細さに腹が立って(扱いが大変だから)、
「ちょっと!もっとがっしりしたの作ってよ」なーんて、勝手なことを思ったことが
ありましたが、繊細なお菓子は、本来お菓子が持つ存在のはかなさみたいなものと
よく合っているのかもしれません。

ツィンクルちゃんは、何かとても懐かしい子ども心を思い出させてくれました。
30年経っても変わらず発売してくれていてありがとう!
これを子どもたちへあげたいと用意してくださった方ありがとうございます。

来週は夏季休暇のため、ねこひ日記もお休みします。
(7月25日・8月1日土曜日の店舗販売はいつも通りです)
みなさんも、どうぞ楽しい夏をお過ごしください。