大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

スモールステップ

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2月27日から休校になって3週間。ここは外をほとんど人が歩いていないうえ、親が自宅で自営業・冬ごもりを想定してるのでまぁまぁ家の中が遊べる・兄弟がいる・庭があるなどの環境に恵まれ、普段とそれ程大きな生活の変化なく過ごすことができ、子どもたちは元気に過ごしています。

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雪があるのに半そで半ズボンの子供発見 ↑ ↑ ↑

息子2が3歳ごろだったでしょうか。家のメンバーの中で一番年下だった息子2は、何でも人の手を借りないと出来ないと思い込み、やたらと「やってー」を連発。その頃ピース数が54・70・88と3段階あって3枚の絵が完成する電車のパズルを購入すると、最初は兄に「やってー」と頼っていました。

きっとできるし楽しいから一緒にやってみよう、と私が誘うと「できないー」と言っていた息子2ですが、54ピースを仕上げ、「お!」という感覚を掴んで70ピースに挑戦すると、あっという間にひとりでやるようになっていきました。スモールステップのすばらしさを実感させられた瞬間です。(回し者ではないのですが、このくもん出版のジグソーパズル、パチリというはまり具合といいとてもよくできています)

スイッチが入った息子2、今では「毎日4時半にお願いね」と約束した風呂掃除を思い出すと大好きな散歩の途中でも走って帰ってくる程に成長。

私も今回のサバイバルでまた赤ちゃんからやり直すつもりで毎日スモールステップ。立ち上がる、歩く、字を書く、髪を自分で洗う、ブリックパックのストローをさすなんていう作業も実はけっこうすごいこと。どんなささやかなことでも「できた!」は嬉しい。

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昨日は咲き始めたスノードロップに励まされ、息子1と手をつないで東屋まで散歩が「できた!」 夕方はコンベンション協会へ行くことが「できた!」

出来なくなったこともあるけれど、ひとつの目標があって新しい私になる決心をしたのだから、少しくらいの出来なくなったことは些末なこと。「80歳になってもお店に立つ」という目標が、私を明るい光で照らしてくれるのです。