書ききれないまま日々が過ぎてゆくので、2022年のメモ
＊録画して1年後ようやく『ニューシネマパラダイス』を再見。実家を出て以来。すごく充足して、その日はiPodを開かず早く眠る。「よふかしのうた」（コトヤマ作）で七草ナズナが投げかける「人はなぜよふかしをすると思う？…今日という日に満足していないからだ」という決め台詞が蘇る。実体験ならともかく、映画館ならまだしも、録画した映画でこの威力。この一年他にもクラシック名画を見たが、これほどよく眠れたものはなかった。
＊一番爽快だった本はロアルド・ダールの『マチルダは小さな大天才』（評論社）。ロアルド・ダールコレクションはどれも面白いけれど、ダントツのすっきり爽快感。『モモ』の後だったから余計に静から動のタイプの違う少女の活躍が面白かった。司書の役割もすばらしく、鏡のよう。ダールの本には過酷な貧困に苦しむ人が多く描かれるが、この本はまた極めつけ。ミニマルな台所は再現したくなる程。
＊水曜日のカンパネラの「エジソン」がすごい破壊力。音が好きで小気味良く脳内を破壊。前から気になってたけど、謎の方が多かったのが、この曲がＰＯＰなのか、すごく入る！動画のパフォーマンスももちろんいいけど、耳だけにして良い感じのヘッドフォンで聞くと☆音楽の魔法を体感できる。気持ちが沈みがちな日に。
