大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

北の大地、その小説


夏らしい爽やかな日が続き、ラベンダーが開花して良い香りを放っています。
ハーブガーデンにキツネがいる!と思ったら苺を食べていました。
オオタカの赤ちゃんは連日ピーピーと鳴いて、賑やかな大沼の森です。

さて、3月にご紹介した谷村志穂さんの小説『大沼ワルツ』が、いよいよ
7月15日小学館から発売となります。(3月の記事→ 
昭和の大沼を舞台に、3兄弟に嫁いだ3姉妹の実話を元にしたお話です。

北海道新幹線ができるきっかけとなった洞爺丸台風のエピソードも織り込まれ、
本の雑誌」で数年に渡った連載が、北海道新幹線開業の今年、満を持しての刊行です。
(登場人物の名前は少し変わったそう)

谷村さんが所属するナデシコプロの方が目をとめて下さり、ブログで
『大沼ワルツ』を紹介したねこひ日記のことをご紹介いただきました。記事→ 


土地の歴史に基づき、血の通った人々を描き続ける谷村さんのスタイルは、
読み応えがありつつもライトな口調で読みやすく仕上がっています。
戦時中の函館とロシアのつながりを書いた『黒髪』も注目です。