大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

喜びを


たぶんあなたはとっくに彼女をご存知だろうけど、
「四月と十月」のサイトであの絵を見た時、私はしばらくなかったほどの
絵を見る喜びを味わった。
四月と十月からのお知らせ ←このページの中ほど、6枚目くらいに出てくる赤い絵。
ミロコマチコさんの個展「からだうみ」の絵だ。

すごく好きな感じで、何度見ても幸せな気持ちになる。
翌日、息子1をパソコンの前に呼んで「すっごくすてきな絵なの」と
興奮気味に伝えると、「あ、ミロコマチコ」とクールなつぶやき。
「何?知ってるの?」と尋ねると、Eテレで夕方やってる「コレナンデ商会」
のはじめに出てくるという。

その番組、夕飯作りながら背中で聞いてるからなぁ。後日確認すると
ほんとだオープニングの音楽と共に、ミロコさんがコレナンデ商会の入り口を
描いてる。最後のクレジットで名前が出てくるらしい。
ミロコさんのHPを見てみると、めくるめく世界でうっとりしてしまう。

あ、「ラーメンな女たち」のジャケットの人か!とか、ぽろぽろ見かけたものが
出てきてつながってゆく。
爆発するプリミティブなエネルギーと絶妙な色彩のバランス。
子どものような伸びやかさで子どもには描けない洗練をたたえた画面。禊をうける。

情報が飛び交う東京を離れ、せっかくこんな静かな場所だし、と意識して
情報を求めずに過ごしてきたのだけど、それでオリジナルなものが出てくる訳じゃなく
すばらしいものに触れて自分の中の何かが引き出されるんだ、ということを実感する。

封印を解いて、一日ひとつ何かはっとするような物に触れることを決めたばかり。
昨日の1つはこちら→  
青森県立美術館のヴィジュアル・アイデンティティを手掛けた菊地敦己さんHPより)