カメラが趣味の常連Uさんが、8月後半暗い顔で「リスがいないんです」としょんぼりしていた。クルミが落ちたら来るんじゃないですか?と軽く慰めたのだけど、クルミの青い実が落ちてもリスの姿が見えない。
雨が続き、それから2週間経った9月上旬、リスがあちこちでウロチョロし始める。道路を見ると青いクルミの実が割れて軒並み食べられていた。もしかして、雨でふやけるのを狙って待っていたのかしら!?
その頃になるとドングリもたくさん落ちて、リスたちは忙しそうだった。今はもうここらでは見かけない。きっと雪が間近に迫ってるんだろう。枯れ葉が頭に落ちてくるとなぜかほっとする。私もいつか土に埋まってゆく。大きな自然に溶けるように。