大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

今月は原宿、来年は大沼


ハスカップに取り付いているハマエンドウ似の花。名前はわからないけど着物の姐さんみたいな和風美人。

昨年店内で展示をしていただいた絵描きの植田真さんが、9月17日~30日、原宿の「CAFE SEE MORE GLASS」で個展をされる。いいなぁ!行きたい行きたい。

10回目の今年は、『BLUE SEE MORE』。インスタグラムで、ちょっとした書き方だけど、電話番号などを書かず、たぶんおひとりでやっている小さな店への配慮が感じられ、植田さんらしくてきゅんとしてしまう。

コロナ出だしの2020年4月には中止になった、忌野清志郎さんを偲ぶ展覧会『それで君を呼んだのに』にも毎年春参加されている。私もいつか、この会に行きたい。

ところでこの記事の為に同店のサイトを見ていて、すごく驚いた。1996年にオープンて書いてある!

大学生の時に知って、以来都会の真ん中なのにあり得ない静寂と居心地の良い空間がキープされた独特の空間とあふれる豊かな絵本の世界を味わいに、時々立ち寄っていたけど、私が大学生になったのが1995年。既に、老舗の風格があったのに、あれはまだオープン間もない頃だったのか。

その空気感は、店主方の長らく蓄積してきた絵本への思いや美学、既にたくさんのものを味わい、受け止めて、それをてらうことなく差し出す表現の力や、山のように置かれていた古い絵本たちや、堂々たる新井良二さんの看板が作り出していたのかもしれない。

山手通りを自転車で行き、ふらっと入る薄暗いビルの雰囲気や、一緒に入っているおしゃれな雑貨屋さんを(なかなか買えないけど)覗くのも好きだった。17日には植田さんも在廊していらっしゃるとか。あー、どこでもドアがあったらな。

★『BLUE SEE MORE』植田真個展/原宿
     2023年9月17日~30日12:00~18:00(火曜定休)
  CAFE SEE MORE GLASSの地図

それでですね。話はまだ終わらない。

来年の夏、三月の羊・喫茶ねこひでも、植田さんの個展決定しました!

『おやすみのあお』原画展 
   2024年6月6日~8月4日
 佼成出版社さんから2014年に刊行された名作絵本の原画を、8点ほどお借りする予定

また1年、一緒に楽しみにしてください。