大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

あけましておめでとうございます

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A Happy New Year !
2020年が皆さまにとってすばらしい一年でありますように☆


年始に用事があり、今年は簡素なお正月にしようと「おぞうにさえあれば正月は来る!」と自分に言い聞かせていたのですが、「おせち作らないことにしようと思って」と子供たちに話すと年末に「えーっ」と言われ、「じゃあN(息子1)作る?」と聞くとあっさりOK。

そういえば毎年のように一緒に作っていたので、もう息子1ひとりで作れるものがあるのです。何作る?と聞くと「じゃあ、なますと田作り」という渋いセレクション。毎年夫が作っている栗きんとんチームに息子2が加わり、更に「かまぼこ切るー」という息子2の声。

あれ?伊達巻だけなら作るよ、私。ということで、31日の数時間で簡単おせち完成となりました。しかも結局伊達巻も子供たちがやりたいやりたいと取り合って、私は焼いて巻くだけ。これまで切羽詰まったスケジュールで作っていたので失敗の年もありましたが、今年は色々シンプルにしていた為か息子2がかなり戦力になるようになった為か、気持ちに余裕があり、初めて満足のいく出来でした^^

元旦の朝みんなで盛り付ければ、簡素ながらお正月らしい朝ごはんの出来上がり。毎年必ず何かを盛り付け忘れるのですが、今年もやっぱり2品くらい忘れていて(;^_^A昆布巻きは合成でーす。家族の健康と幸せの願いが詰まったおせち。続けることの力を感じる年末年始でした。

みなさんのおうちでは何がお正月に欠かせないマストアイテムでしょうか。地方やおうちでそれぞれ違うのが面白いですね。今年もよろしくお願いします!

 

 

大漁

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今年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか。
災害も多かったですね。

 

どんな場所にいても、また新しい1年が始まります。
新しい年が豊かな実りのあるものでありますように☆

 

私は1月から駆け通しの年でしたが、忙しい中でも息子2との読書タイムは欠かすことなく、特に岩波の本からたくさんの励ましと感動をもらいました。

名作ではあっても何か違和感を感じることが多かった岩波の児童書。その謎は声に出して読むうちに解けたのですが、小さな私は古めかしい翻訳の日本語が苦手だったのです。

メアリーポピンズやケストナーははまったけど、くまのプーさんドリトル先生など、名作と言われているのに入り込めないものがあり、ちょこっとコンプレックスでした。いわゆる「本好き」の人たちは名作外国文学をすごく読んでいるイメージがあったので、「本が好きです」とかなり最近まで言うことができませんでした。

こんな面白いお話を心血注いで訳してくださった先達の方々に感謝しつつ、このままでは今の子たちに読まれなくなってしまうのでは、と少し勿体なく思います。私は勝手ながら、あまりに時代錯誤で6歳児には通じないと思う部分は現代語に置き換えて読ませてもらっています。

なぜかすごく回りくどい訳が多く、それが味という場合もあるけれど、「翻訳もの」独特の言い回しは時代の空気なのかな、という印象なので。

今年は「ガンバの冒険」3部作、プーさん、メアリーポピンズ、それから「ドリトル先生」シリーズを2冊読みました。ドリトル先生の世界は本当に面白く、止まらなくなりました。進みはゆっくりなのに味があって、突拍子もないストーリーを支える科学的な発想がちりばめられ、先生の人柄がたまりません。

メアリーポピンズもドリトル先生も子供に媚びることなく、大人が読むとぎょっとする場面があっても、全体は思いやりとユーモアに包まれて、後から思い出すと笑いが止まらなくなるようなことがあるのです。日常会話でも子供たちのネタになっていました。

スギヤマカナヨさんも子供の頃ドリトル先生が大好きだったそうで、世界観を共有でき、原画展の背景にあるものを味わえたように思います。

上の写真は秋に息子2が釣ったアジ。今年は処理も教えてもらって自信がついたようです。

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息子1はレベルアップして、昨日はとうとう家族の夕食を作ってくれました。

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ランチョンマットも手作り(右)。家庭科の授業ってすばらしいですね^^

親がいなくなっても自分で食べていけるようになってほしい、どんな世の中であっても生き抜いてほしい、そんな願いを持って子供たちと付き合ってきましたが、7歳と10歳、ひとまず第一段階を終え、私の子育て期も次のステージに入ったようです。
一緒に見守ってくださった皆様に心から感謝します。

どうぞ よいお年をお迎えください。

 

 

サンタが金森にやってくる🎅(Ni記)

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息子1です。先日日曜日、函館の金森赤レンガ倉庫に行きました。クリスマスツリーを見るためです。2019はこだてクリスマスファンタジー

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 点灯したところはとてもきれいで、キラキラ光っていました。✨ 時々色も変わっていました。近くには海があり、水に映っているところが撮れました。(一番上の写真)

f:id:nekohi3:20191226160256j:plain色が変わりました。

そして帰りに函館駅に行くと、駅でも光っていました!!(ゐゐね!撮ろう!)赤いやつも光っていました。ほんとに見れて良かったです。🐈

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☝光っている赤いの             ☝函館駅

以上!!

 

冬至おめでとうございます!

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今年はとっても雪が少ない12月で、冬至に降り積もった雪に子供たちは大はしゃぎ。
早速スキーを履いて散歩に行きました。

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今年も無事クリスマスの発送を終え、ご注文いただいた方だけでなく、応援してくださった全ての皆様に感謝いたします。一番忙しい2日に渡って湯川のK夫妻が子供たちを連れ出して下さり、どこにも連れて行ってあげられない私たちの代わりに函館ならではのすばらしい体験をさせていただきました(謝謝!)。
写真は息子1が撮った函館ベイエリアのクリスマスファンタジー。日本一の夜景を誇る函館ならではのすてきな演出があり、明日25日まで楽しめるそうです。後日、本人によるレポートを予定しています。→ 出来上がったレポートNi記

 

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疲れていた時に届いたプレゼントの数々にも力をもらいました。
写真は今年も世田谷から来てくださった「のぞみ園」のクリスマスクッキー。パワーアップした味と可愛さに疲れが吹き飛び、私もがんばろう、と思えました。

今年もあと少しですが、皆様どうぞすてきな日々をお過ごしください。
年末独特の感謝の気持ちのやり取りや、お心遣いが胸にしみ、色々あるけど穏やかな幸せがありがたいな、としみじみしています。

 

ひつじたち

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毎日せっせとひつじたちを送り出しています。今年はりすたちも。
ひつじのケーキは、三月の羊の中で一番核になる基本のお菓子。パウンドケーキはシンプルなので奥が深いと芹沢が言っていました。彼がフランスのアルザス地方へリュックを担いで買い付けに行き、自分で背負ってきた陶器の型でひとつひとつ丁寧に焼いてます。

2001年に三月の羊が始まって以来の定番商品ですが、以前より材料の近くにいるので、味はパワーアップしているでしょうか。うちの子供たちはついきさんの茶色い卵が基本で、あかり農場からいただく卵も近所のYくんがくれる卵も茶色いので、たまにスーパーで買った卵を見ると「わーこの卵白い!」「あっ殻に賞味期限が印刷してある!!すごーい!」とびっくりします。

有機野菜農家であるついき農園さんでは、自家栽培の野菜くずなど滋養のある餌をあげて動物が大好きな優しいお母さんが声を掛けながら育て、平飼いして採卵したものをひとつひとつ手で洗ってパック詰めしているのです。気が遠くなるほど手間ひまが掛かっている大切な卵。臭みがなく、さっぱりした味が特徴です。

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アップしそびれた11月の写真。
今日は道路へ出てびっくり。道の雪が全部解けていました!数日後にはまた白い世界になるだろうけど、車を出すまでに10分以上かかる冬もあったので、この時期に雪がないのはボーナスのようでありがたいです。

クリスマス菓子のお届けは、明日19日昼まで受け付けています。そこから23日までは出荷作業がピークになるので、ご注文受付のペースが落ちると思います。クリスマスまでの配達をご希望の方はお早めにどうぞ♡
年末年始は12月30日~1月7日までお休みさせていただきます。よろしくお願いします!




 



ゆずの力で

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縦走するキツネの足跡。
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雪が降った後気温が上がると、朝霧が出て幻想的な景色になります。
もう溶けても地面まで見えるほどにはなりません。根雪になる前のラストチャンスで家周りの最後にやっておくことを何とか朝片付け、今日もクリスマス菓子の受付&発送。

毎年決まってこの季節にご注文を下さるお客さまとの再会を楽しんだり、夏にご来店くださった方が「お菓子がおいしかったから」とクリスマスギフトに使って下さったり。12月は温かい気持ちが飛び交う季節。通販のお仕事では、そうした気持ちのやりとりを仲介させていただくので、いつも以上に良い氣のやりとりを感じます。

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冬至まであと8日。真っ暗な夕方も、そこをピークに少しずつ明るくなっていくと思うと、心がほっとします。今年は群馬の友達が箱いっぱいにゆずを送ってくれたので、大好きなゆず湯に入り放題!

こちらに来てからゆずは入手が難しくなっていますが、育った家では冬至と大みそかにいつも母がゆず湯を用意してくれました。ゆずを入れたお湯につかると体がぽかぽかになり、疲れがとっても取れやすいのです。香りのリフレッシュ作用もあるのでしょうね^^すばらしい知恵だなぁと思います。Nちゃんありがとう☆

 

 

 

 

森に雪が降りました

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こんにちは。あっという間に雪景色、の大沼です。
おかげさまで店舗の営業無事終了しました。たくさんの方にお越しいただき、とても嬉しい2019年の営業でした。遠くから、近くから、みなさんお忙しい中ご来店下さり、ありがとうございました。

12月ー3月までは通販のみの営業となり、日月曜以外はだいたい工房で作業しています。通販メニューにあるものはご予約で直接受け渡し可能です。工房の入口は新店舗の左奥で、去年まで店舗があったところです。買出しなどでいないこともありますので、お電話かメール、カートからお申込みいただけますと幸いです。

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雪の上には色々な動物の足跡があり、普段は見えない痕跡が気配を伝えてくれます。上の写真は夫がイタチかもというので見に行きましたが、最後穴にぽこっと潜っていたのでネズミでしょう(;^_^ ほかにウサギ・キツネなどの足跡がよく見られます。


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毎年成長する子供たち、スキー道具はどんどん変えなければならず、道具の確保はなかなか大変でおさがりなどを駆使してますが、今年は息子1にちょうどいいスキー板がかなり使い込んであり、さすがにこれは買ってあげようか、と貯めていたお金が夏に眼鏡購入費になってしまいました(本人に相談済)。

夫がメンテすると請け負ってくれ、ワックスがけや何やらしきりにやって上の状態。
おぉ!なんかきれいになったね!と思ったら、なんと周りの銀の塗装と雪の結晶は手描きだそうです☆て、てがき?!

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なんか数日『スノーフレーク』の本をじっと見てるなぁと思ったら、これの参考だったのですね。言われなければステッカーかと思うほどの出来で、面相筆で描いたそうです^^ 大沼にいるとおさがりがあちこちで循環しているのでかなり助かっており、知ってる子が使っていた物を次に使わせてもらうのってなんかいいなと大活用しているのですが、「みじめな気持ちにならないように」という私なりの基準があり、今回の板はギリギリだったので愛情深くよみがえって良かった!

実は西荻窪もリサイクル文化が根付いた場所なので、息子1は長男なのに消耗品しか買わずに済んでしまいました。姉がいたこともありますが、ベビーカーからバウンサーまで、子育てママたちにいただいたものです。赤ちゃんが必要なのはお父さんお母さんと一緒にいる時間だ、と思っていたので、モノは初めての子でもこだわりませんでした。おさがりをいただくことで心がつながったり、その人なりの子育て観が伝わってくるセレクションで、お金以上に得るものがありました。

新品を買うのは、自分で欲しいものが出てくるであろうもう少し後に取っておこうと思いました。生まれつきそんな中育った為か、満たされているのか、もともとの性格か、息子1はかなり後になるまで欲しいものある?と聞いても首を傾げて「うーん?」とほんとに何も浮かんでこないようでした(息子2は小さい子らしくいっぱい出てきました)。

赤ちゃんの服はかわいいのでたまに欲しくなることもあったけど、「欲しいのは自分で、この子ではない」と区別するようにしていました。この感覚は今でも大切にしています。純粋な「子供のため」なのか、「子供の希望」なのか、「親の欲や見栄」なのか、この3つは子育てで区別されるべきだと思うのです。「親の欲」が悪いわけでなく、それをあたかも「子供のため」としてしまうことが危険だと思うので。

そんなこんなで、入学祝に鉛筆が届いても「わーい」と喜ぶ子供たち。今どき貴重だなぁと思います。息子2はたっぷりの鉛筆でこの頃急激に漢字を学び始めました。「森」を使った例文を自分で考える設問に、「ぼくは、森にすんでいます。」と書いているのを見て、なんだかほろり。私たち、森に住んでいます!