大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

つながりでできた家

家の冷気が日に日に去ってゆきます。
朝起きると、お日様の光がほどよく入ってきて、
心地よく目覚めました。

昨晩ストーブに最後の薪を入れ、夜そのままにして寝ても、
朝ヒヤッとして体が縮こまることがありません。
まだ長旅の疲れは完全にとれないものの、
体が、楽になってきました。


そう、2010年に羽田空港でお客さんでもあり友人でもある
フルート奏者の佐々木美奈子さんご夫妻に見送っていただいてから、
長い旅を続けてきた感じです。

なんとか北海道に辿り着き、大沼公園駅
まっちゃんとはるえさんが迎えに来てくれました。
見知らぬ土地で迎えてくださる人のいることが、
とてもありがたく嬉しかったです。


まっちゃんは、会ったことのない私たち家族を泊めてくれて、
大沼に住めるよう尽力してくれました。
はるえさんは、その時会っただけの私たちに、
大切にしているアルボルの厨房を貸してくださり、
仮住まいを探してくださいました。この場をお借りして、
松浦喜英さんと田中はる枝さんへ改めて感謝を捧げます。

まっちゃんに紹介してもらったはるえさん。
はるさんに紹介してもらった大工の齊田さん。
齊田さんが指揮を取り、骨組みはまっちゃんと夫も
手伝って建てた家。

他にもたくさんの人のつながりに助けていただきました。
こういうのが、北海道なんだなぁと思います。
たくさんのつながりに支えてもらって出来た家に住める
幸せをかみしめながら、この家を大切にします。



齊田さんのすてきさは、言葉にすると逃げてゆきそう。
でも、この家を見たらわかると思います。
齊田さんが仕掛けてくださったもの、齊田さんの哲学を、
住まいながら受け取っています。
それは私たちのそれと共鳴して響き合います。

関わってくださった業者さんの誰もが、きっちり気持ちよく
仕事をしてくださる方でした。
家に入る前に靴の雪をトントンと落として入ってくださるような
方ばかりでした。
そして、みんな顔に「さいたさん大好き」って書いてあったな。

齊田さんがこれまで築いて来られた「つながり」に助けられて、
予算的に厳しかったにも関わらず、つらい思いをしなくてすむ
十分な設備を整えていただくことができました。
本当にありがとうございました。

才気あふれ、36歳という若さですから、
これからも脂の乗ったお仕事振りを発揮されることと思います。
ますますのご活躍をお祈りします。

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齊田工務店
齊田 綾  090−5954−6228
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