大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

広島・平和

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8月6日はなるべく子どもを誘って、朝8時にテレビの前へ。北海道の子供たちにとっては広島は遠いから、意識していないと無関係になってしまうと思って習慣になるよう。

(場所柄なのか時代なのか、中学生になる息子が学校で一度も広島の原爆について聞いたことがないというのがけっこう衝撃でした)

同じ時間に、多くの人が思いを重ね、御霊鎮目が主であるその後に、気持ちは現在と未来へも向く。ここから私たちはどうしていくか。何をしていけるか。

どんなに考えても実現に答えが出そうにない世界平和ではあるけれど、お金が儲かることや立場の利が戦争や核兵器がなくならない理由ならば、そういう人たちが心から満たされることを、心から祈りたい。

ほんとうにささやかなものが心を救ってくれる。

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大沼で暮らすようになってから、ナンシー・ウッドさんの『今日という日は贈り物』(講談社)で引っかかっていた言葉が、しばしば浮かぶ。

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六月
ー 耳を澄ませて聞く、
 沈黙を聞くこと

(中略)

そして宇宙の意味とは
   葉に置く露
   水の上の光のダンス
   二匹の犬の会話
   ハチドリの飛ぶさま
   それ以上のことではない。

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東京で何かの手がかりを掴むため、夢中で書き留めておいた言葉が、今生活の中にある。あぁ、こういうことか、と感じられる瞬間が。

とても静かに、にぎやかに、さわがしく、健やかに、命が犇めいている。
その美しさに見とれたことが、あなたはある?