大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

麗しき内と外

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「もうOPENしてるんですね!」と次々おなじみさんの顔との再会で1週間経過。店内には6月末から3本の本格的な展示前に、所蔵作品を飾っています。左は抽象画で有名な難波田龍起の次男・史男の作品。33年の短い人生ながら、心の宇宙を広々彷徨うような観るものを圧倒的に魅了する世界観を持つ画家です。右は叔父から結婚祝いにもらった井崎正治氏の木版画。愛知出身で木工をされている方で、枠もすばらしい。

去年あちら側へ旅立った伯父は編集者で、小さい頃から色々な良い刺激をもらいました。他の絵本とは一風変わった毛色の五味太郎さんの絵本が手元にたくさんあったのも、今思えばいち早く五味さんの絵本出版に関わった伯父の手から来たのかもしれません。「あか・くろ・しろのほん」と3冊がセットになってそれぞれが絡み合うアイデア豊富な世界観が好きでした。f:id:nekohi3:20220415205038j:plain
ソーセージロールは辛くない粒マスタード入りで美味しさUP⤴⤴

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入口には工藤千紘さんからいただいた「フィンランドの森」。外の森と呼応して、壁に新しい窓が出来たかのようにここにしっくりと馴染んでいました。6月30日からは工藤さんの展示が始まります♪

そしてなんと、プロの画家工藤さんの隣にこちら。

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息子2が数年前に書いたらくがきですが、いつか飾ろうと温めていたとっておきの1枚。この年頃の男の子にしか描けないいい絵だなぁ。寝言でもよく笑っているおめでたい息子2です。 

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正面には新店舗のスタンダード、私の一張羅的なディック・ブルーナの「ブラックベア」。見ても見ても満たされる、永久的な幸せを届けてくれるブルーナさんの画面。何もかも完璧で、なのにどこか大らかでほのぼのしている得難い世界。

カウンターの上はまだ着手できていないのですが、ゆっくり少しずつ空間を仕上げています。

外では水芭蕉が咲き、夕方の鳥の声が面白いほどにぎわってきました。庭の奥ではワサビの花が咲き始めたようです。

明日もここでお待ちしています♡