大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

雨の日の森・はじまりの歌


昼過ぎ、店を整えているとたくさんの修学旅行生が通りかかり、何人かの子が店の前で止まった。ごめんね、今日はお休みなの。もうひとターム同じことを繰り返し、急いで出荷準備をしていると、予定より早く千紘さんたちが到着。

岐阜からわざわざ足を運んできれたのです。手つかずだったカウンター上部の絵を自ら設置してくださいました。子供たちが帰ってきて、夕方は子供ガイドで雨の大沼散歩を少ししてもらい、庭の苺を摘んだり。静かな静かな雨に濡れた緑に包まれて、ほんとうに豊かな時を過ごすことができました。

明日明るくなったら、店内はどんな風になるのかな。深呼吸。みんながそのままで自由にいるように、世界の片隅の小さな空間は、ひっそり息をします。

引っ越したばかりの頃はおぼつかなかった夜の運転も、今日はホテルまでお送りでき、しんとした真っ暗な森を抜けながら、ここにいる不思議を想いました。世界が良いものであると信じられる穏やかな夜。明日はあなたの為に。

「夢を歩く」工藤千紘 絵画展、始まりです。