大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

春を味わう2~大沼のスプリングフェメラル



六花亭の包装紙に坂本直行さんが描く山野草の中で、ずっと気になっていた植物が薄いブルーのエゾエンゴサク。初めて出会うことができ、感激です。大沼から駒ケ岳にかけての半日陰の森にひっそりと咲いています。白はキクザキイチゲ


なんと美しいのでしょう。

誰にも見られることなく、静かに存在する美しさ。

この日はもうひとつラッキーがありました。
前日に行った「八郎沼」の散歩の方にカタクリ情報を訪ねると、匠の森で咲くけどもう遅いのでは、とのこと。でも、なんとなく「今!」と感じて行ってみました。

なんと道すがらもう、カタクリが満開!
行っても行ってもカタクリの花畑でした。
他にはシラネアオイなど。


カタクリ
一時しか地表に姿を現さない「スプリングフェメラル」と呼ばれるこれらの植物群は、見たいと思っていてもタイミングを逃すと影も形もなくなり、満開の桜以上に出会いの難しい花たち。

10年温めていた念願が一気に叶い、充実した旅となりました。住んでいないと良い時に行けないけれど、旅でないと敢えて行く機会が作れない、そんな「居住×旅の視点」で出会えるものが、私は大好きです。まだまだ知らない道南にワクワク。