大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

愛しの苺ちゃん


今年も苺の季節が過ぎ去ろうとしています。
苺タルト用に毎週買いに行く直売所でも、
あと数日で終わりとの宣告を受けました(泣)。

関東では春が旬の苺ですが、北海道は6月が苺シーズン。
函館方面へ向かう道沿いに何軒もの簡易直売所が並び、
見かけたときに買っておかないとすぐに季節は行き過ぎて
行きます。

苺の産地というと、栃木(とちおとめ)や福岡(あまおう)を
思い浮かべる方が多いでしょうか。
ブランド力はありませんが、私の故郷群馬も苺の名産地です。
群馬の食材は豊富なのですが、地元消費率が高い為か、
外へのブランド力はあまりないようです。

でも、おかげで住んでいる間は特に意識しなくても
新鮮でおいしい野菜や果物に恵まれていたように思います。
特に苺は、露地物のすごく美味しい物を食べてきたので、
群馬の苺には特別な思いがあります。
小ぶりでしっかりした甘みの中にも酸味がちゃんとあるのが特徴です。

北海道でよく見かけるのは「けんたろう」。
こちらは酸味ひかえめで日持ちがするのが特徴。
直売所では大きさごとに分けられた苺のパックが、
250〜450円と50円刻みにランク分けで並んでいます。
みんなこの時期だけの苺めがけてくるので、9時台にいかないと
買えません。

今年は長雨が続いて、露地物の多くがだめになってしまったそうです。
ハウスの方が味が安定している、と売り子さんが話してくれましたが、
よけてあった露地物を見せてもらったら、不揃いながら赤い物は
はっとするほど美しく、おいしそうでした。
私があまりにも苺にアツかったためか、
今日は旬のキャベツをおまけにもらいました。

苺シーズンの終わりは淋しいですが、
苺だけに一期一会?!
お店の苺タルト、今週が今シーズン最後かもしれません。

ちなみに気温の低い湖畔沿い、我が家の苺はやっと色づいて
周回遅れでようやく食べられそうです。
家の苺は2−3粒ずつしか赤くならないので、子どもたちに
すぐとられてしまいます。