大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

井上涼さんワークショップ

みなさん「びじゅチューン!」という番組をご存知ですか? (→ Eテレのサイト)
古今東西の美術をモチーフに、井上涼さんが作詞作曲・うた・アニメーションを
ひとりで手掛けた数分の映像が流れ、元になった美術作品についても軽く触れる番組で、
個性的な涼さんのユーモアと色彩のセンス、抜群の想像力がすばらしいのです。

美術の持つ自由な気持ちを存分に伝えてくれて、私は数年前の年末にお見掛けしてから大好きになりました。
ねこひ日記でもいつかご紹介したいと思っていたのですが、出番のタイミングを
図っているうちにまさかの、本人とのご対面が叶いました!
オープンしたばかりのはこだてみらい館で、涼さんのワークショップがあったのです。


16日朝10:00オープンを待つキラリスの前に行列。15日にオープンしたばかりの
はこだてみらい館&キッズプラザを目指す親子たち。
こちらへ来て行列自体が珍しいので、何だかワクワク感も倍増。

ワークショップが始まる前のひととき、横幅14mもある大画面でイカ遊び。
イカ釣り漁船に使われている漁火を向けるとイカが逃げていきます。
他にも最新技術を使いながら生物の生態に触れる仕掛けなどが色々用意されていました。
館内のテラス席では持っていったお弁当を食べたり、一日過ごすことができます。

1日がかりのワークショップは小学生20名を対象にしたもので、(1)イカの塗り絵3枚を仕上げる
(2)みんなの合唱を録音(3)合わせたものを大画面で鑑賞 という3部構成になっていました。
涼さんが子どもたちとお話ししながら、次々塗り絵された絵をPCに取り込み、処理して、
子どもたちの合唱を録音し、3時半までに仕上げるという荒業でしたが無事定刻に完成して、
大画面に自分が塗ったイカが現れたのを見た子どもたちは、表情を輝かせていました。


自分のイカの前に立つ子どもたち。中央下段が息子1の塗り絵。
各自塗った3枚が入れ替わり立ち代わり現れ、イカが動きます。

充実したとみえ、函館駅まで向かう息子、後ろ姿でも笑ってしまうほど体じゅうがにこにこしていました。
17時の普通列車に乗り、17時51分に家の近くの池田園駅無人駅)へ1本で到着。
真っ暗な中手をつないでそろりそろり家まで5分歩き、家の灯りが見えてほっとしました。
空にオレンジ色の大きな大きな満月が輝いていました。