大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

雑草の庭 ~小さな声に耳をすます

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去年に続き、イネ科の小さいもしゃもしゃした雑草が咲いています。
可愛いので抜けませんが、はびこって大変なことになった雑草もあるので油断大敵。

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こちらはノビルです。根元をエシャロットのように食用でき、おつなおつまみになりますが、花も可憐で可愛い。晴れた日は木陰に星が落ちてるようにパッと開きますが、曇り空で閉じ気味のところがまた良し。

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毎年大抵見たことのない草花をみかけますが、今年はこちら。
まだ何かわかっていませんが、雑草にしてはしっかりした茎なので、何かの山野草なのでしょうか。

先日イングリッシュガーデンのようなすてきなお庭を持つSさんから、ドイツスズランやイエローマントル、口紅水仙などのおしゃれなお花を分けていただき、一緒に行った夫は「理想の庭だ」とほうっとなっていましたが、うちの庭も雑草の多様性なら負けてないんだけどなぁと内心思った私です。

最近では各地の高校に「雑草部」があるらしく、とっても羨ましい!ささやかなものに耳をすまし、味わえる人が増えてきているのは今のような時代だからこそではないでしょうか。一般的にはバブルの時代が「いい時代」と評されるけれど、果たしてそうでしょうか。大きな声や目立つものではないものの良さが、今こそじわじわと人の心に届く時のような気がしています。

Sさん宅ではまた中世の貴重な楽器を拝見し、その音色は大変繊細でささやかで美しく、「小さなものに耳をすますって大切なことですねぇ」とお伝えすると、「まさに私たちもそういう方向に行こうと話していたところです!」と聡明なS夫人が同意して下さいました。

Sさんからいただいた芝桜を、削ってもらった駐車場のぐるりに植えました。しっかり根付いてくれますように☆