大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

夏らしい日

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夏休みになったものの仕事の都合につき合わせてしまいがちな子どもたちに夏休みらしさを味わってもらおうと、日曜の仕事が終わってからスイカ割りをしてみました。近所のYくんが立派なずっしりしたスイカを持って来てくれたのでこれはやるしかないなーと。初めてのスイカ割に大興奮のふたり。大いに盛り上がりました。

月曜夜は友だち家族と蛍狩り。隣の小川の上に飛び交う蛍が見頃だったので、暗い中手をつないでぞろぞろと。50匹くらいいたかな。息子らはホタルブクロにホタルを3-4匹入れてランタンを作って楽しんでいました。すーっすーっと不思議な動きをしながらついたり消えたりする美しい光は、いつまでもいつまでも見とれてしまいます。

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そして今日、9年越しの憧れだった函館山散策に出かけました。移住したばかりの頃誘っていただいたものの、まず「大沼(当時赤井川)から朝9時に函館山まで車で行く」のがかなりの難関。運転がおぼつかない上に、函館山は南の先端にあるので70分くらいかかり、市内は車だけでなく市電が走っていてどうしていいかよくわからない場所が多いのです。

その後運転にはまぁまぁ慣れてからも、息子2が生まれてから休日に早起きできた試しがなく(起きるとたいていみんなの朝食が済んでいます)、登山なんてとてもとても、という感じでした。そしていざ行ってみたいと思うと、一体どこに車を止めてどこから入っていいやら。今年思い切ってKさんに駐車場とお勧めルートを訪ねると、とても丁寧なご案内一式をいただきました(ありがとうございます!)。

函館山は1つの山ではなく、12のこぶ山が連なってできている、ということもKさんのガイドで知りました。短いコースもあるんだ、とようやく気軽に行ける心づもりができ、息子2も小学生になったのでそろそろ行けるかな、と遅まきながらのデビューです。選んだのは短い方から2番目のルート薬師山コース。ロープウェイ乗り場の裏手にあるふれあいセンターに車をとめ、旧登山道から登ってゆきます。f:id:nekohi3:20190730221828j:plain
ふれあいセンターから続く道はほぼ木陰なので、照りつけを避けて心地よい散策が楽しめました。途中樹齢200年クラスの杉の木が幾つも。莫大な時間を抱えた大きな木の存在は心をどっしり落ち着かせてくれます。足元には山野草が途切れることなく楽しめます。東京でいうと高尾山のような雰囲気。

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自宅も駒ヶ岳山麓として割と色々な山野草を目にするので、函館山では「家のまわりにないもの」に絞って楽しむことができました。あちこちでガクアジサイがとてもきれいな多種のブルーを見せてくれました。

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今日見た中で一番嬉しかったのは、エンレイソウの種。ドロップみたいなホウズキ状の種が、特徴的な3枚の葉の真ん中にコロンとついています。花が咲くまでに10年掛かるって本当でしょうか?大沼ではあちこちで花を見かけるのだけど、種を見たのは初めて。

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薬師山山頂からの眺め。函館のくびれの部分が見えます。西部地区の教会群の屋根などが眼下に望めますよ。山頂でお昼休憩。展望台まで抜けて、ほぼ登山初めての6歳児がいるので、ロープウェイで帰ってきました。家を10時前くらいにゆったり出発しても十分楽しめる気軽な散策ができました。展望台からロープウェイに乗ったのが13時過ぎ。上では急に霧が濃くなりびっくりしましたが、またすぐに風が霧を吹き飛ばしてゆきました。歩いても60分かからずに下山できるそうです。

本当に短い夏だから、蒸しても照ってもありがたいなぁと思ってしまいます。キューリが実るくらいに光と気温がいただけますように☆
子どもたちは週末から実家高崎へ送り出し、私たちは仕事に専念です^^
今週も暑くなりそうですが、アイスコーヒーをたっぷりご用意してお待ちしてますね!