大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

それぞれのお客様

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ホタルブクロが咲いた翌日、今年初めてのホタルが観測できました。今までこの花を目安にホタルが出るのを楽しみにしていたのですが、昨年新店舗建設で花壇を移動し、ひゅっと出てひゅっと消えてしまうホタルブクロが果たして今年も咲くのか不安だったのです。なぜか移動場所から3m離れたところに出現^^消えずにいてくれて嬉しかったです。

日曜日、Nくんいますか?ときれいなお姉さんがお店を訪れました。数日前小学校に来て飛行機についての講義をしてくれた日本航空のお姉さんでした。Nくんというのは息子1なのですが、いつの間に店の宣伝を?「Nくんから声を掛けてもらい、お店にぜひ来てと言われたので来ました♡」とお手紙までもらってNくん照れ笑い。普段クールな息子1ですが、そんな甲斐性があったとは^^

月曜日、Kくんいますか?と男子がぞろぞろと家にやってきました。Kくん=息子2は「ザ・小1」という感じの王道やんちゃ少年。ひとり招いたらいつの間にかクラスでもにぎやかな男子4人が勢ぞろいし、ハチの巣をつついたような騒ぎになりました。開店準備で家に友達を呼ぶこともままらなかったので、息子2の学校友達を招くのはほぼ初めてだったのですが、それぞれのキャラがとても面白かったです。

穏やかで好奇心旺盛なRくん、まっすぐで曲がったことが大嫌いなGくん、柔和で調子のよいYくん。みんな小1男子らしく「おれこんなことができるっさ」と色々教えてくれたり、兄弟の1番上の子は「ねぇKくんのお母さん、Kくんが」と苦情を伝えに来たり。(私は「そうなんだー」と聞くだけであまりもめごとに介入しないタイプなので話甲斐がないようですが)

4人がもめ始め、あららと思っていたところに息子1が帰ってきました。全校54人の小さな小学校では全校児童が全員顔見知りで兄弟が多く、従妹同士のように育ちます。普段から縦割り掃除班などもあり、上級生と下級生が関わる機会も多いのです。さっきまで「おれが」「おれが」という感じだった小1ボーイズが、「あっNくんだ」「Nくんだ」と敬意のこもった様子で息子1を迎え、息子1が何か言うとしっかり言うことを聞いていました。恐るべし田舎のヒエラルキー

私は全校生徒1000人くらいの小学校で過ごしたので、このような様子がとっても新鮮です。「おれピアノ弾きたい」「おれも」となった時も、ひとりの子が「そうだ、Nくんに校歌弾いてもらおう」と言い出し、息子1が弾くとバラバラだった男子たちが集まってきてみんなで歌い出しました。

1年生にとって、5・6年生は憧れのお兄さんなのですね。ちなみに息子1のピアノは私が小1から基礎を教えただけなのですが、本人のやる気と努力でまぁまぁ弾けるようになり、他にピアノ経験者が少ないこともあって卒業式でピアノ伴奏を任されるまでになりました。小さな学校ならではの良い経験、ありがたいです。

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すでにお気づきのように、息子1・2のキャラクターは全然違っていて大変面白いです。いつもは寝る前のお話を楽しみに待っている息子2ですが、この日はあっという間に沈没。男子たち、ずーっと家の周りと中を走り回っていたものですから。みんなどんな風に成長していくのかな。お迎えの時間には子どもが9人になり、外のぶらんこで遊んだり川へ入ったり。にぎやかで穏やかな休日にここでの暮らしの充実を感じました。

では、今週もベリーのタルトをご用意してお待ちしています☆彡