大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

春の味、またひとつ

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日課の散歩で行ける場所は限られていても、春の大沼は毎日違う顔。すっかり雪が解け、今朝は湖面が青く、光の加減か山の白さが青空に映え、とてもきれいでした。

休日久しぶりに海釣りへ行った男子3人。魚は小さいのが1匹だけだったけど、海藻をたくさんお土産に帰ってきました。上の写真は生の岩海苔!大好きな海藻の中でも、昆布と海苔は格別。日本一美味しい出汁がとれる真昆布で有名な道南ですが、こんな近くで岩海苔も穫れるなんて!採り方は浜辺にいたおじいちゃんに教えてもらったようです。

海苔、作ってみようか。早速ネットで調べ、見よう見真似で手作り焼きのりに挑戦。まずはよーく洗って砂や貝のかけらを振るい落とします。何度も水を変えて洗う作業が結構な手間。しかし念入りにしないと食べた時じゃりっと嫌な感じが残るので、大切な作業です。焼きのりは手が掛かりそうなので半分は佃煮用によけ、二手に分かれて作業。

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佃煮チーム(私)は土鍋に生海苔・酒・醤油・砂糖を入れて鍋肌に張り付かないよう時々かき混ぜて煮る(だけ^^)。2-30分火を入れても少し噛み応えがあったので、バーミキサーで滑らかに。

焼き海苔チームは「刻む→成形→焼く」を男子3人で。
1*「刻む」ミキサー使えば早いのでしょうが、今回は手刻み。 

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2*「成形」オーブンシートに薄く広げます
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3*「焼く」焼き焼き職人の夫にお任せ。80度くらいでじっくり焼いたようです^^

4*「完成」

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(右写真中央の器は海苔の佃煮)

他に収穫したもずくの三杯酢も作って海藻三昧な夕食でした。ぱりぱりの手作り海苔は磯の香りがし、ちぎってご飯に乗せてぱらりとお醤油を垂らせば、それはもう幸せな味でした。とは言え、山盛りの海苔も出来上がりは1人に12-3cm四方の焼きのり一枚ずつですから、やっぱり海苔は尊い

先日Kさんからお菓子と一緒に松前の焼き海苔もいただいており、勿体なくて食べられずにいましたが、プロの匠が改めて感じられそうです。もっとも香りにかけては当日獲ったばかりの手作り海苔、負けていませんでした!春ならではの味なのかもね、とまたひとつここに住みながら味わえる春を発見したようで楽しい日でした。