大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

はじめてのことをしよう

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先日武道館ライブに行ってきました。

と言っても配信なのですが^^「+music」という関西のテレビ番組をネット配信で見かけて気になっていたところ(最初お笑い芸人かと思った)に息子2が探しだしてきた「どっち」以来、すっかりはまっていたCreepy Nuts。聞いていたラジオで、翌日(すでに数時間後)初の武道館ワンマンライブというDJ松永さんが別れ際「ライブ配信聴いてくれよな」と照れ隠しにおちゃらけて言ってた言葉が響いて、遠いから無関係と思ってた武道館、チケット買っちゃいました。

ギリギリセーフで前売りが買える時間。だってこれリアルで見に行くには、仕事を調整して家庭を調整して飛行機とってコロナにおびえて…と果てしなく遠いのですが、ライブ配信はネット環境があれば田舎でも恩恵を受けられるのですものね。

生(なま)が命のライブを配信なんて、と今まで思ってたけど、次のラジオでの感想を待つより時を同じくしてライブが見られるのってなかなかのドキドキかも?!と気持ちを切り替え、滑り込みで前売りチケットを手配。(締め切り23:59までのところ23:30着地)

私はスマホも携帯も持ったことのない原始人だし、自分がネット通販をやってるのにオンラインショピングに全然慣れてないので、すべてがドキドキ。ほんとにこれでいいの?このPCで見られる?なんか幾つも出てきたけどどこから申し込むのがいいの?

などなど、何とかクリアして翌日は朝からソワソワ。仕事を17時半までに終えて19時までに家の事サクサクやってかなくちゃ。いつもはほぼ夫が作ってる夕飯をすごい勢いで用意し、子供たちを追い立て、手短に事情を話して「19時から東京の武道館へライブ行ってくる」と我が家唯一の壁のある個室に引きこもり、アンコールまで2時間半たっぷり。ただいま、と帰ってきてからテーブルを拭いてそこらを片し、息子2に読み聞かせできる程の時間の余裕。

配信ならではの良さは、距離やコスト面以外にも、アーティストの顔や表情が良く見える(会場にいると人垣で見えなかったり、大画面があっても全体はわかりにくい)、音が良い(会場だと大音量すぎたり、いる位置によって偏る)、アーカイブ配信で余韻が楽しめる、など。会場の、その人たちを大好き!という気の集まった熱狂に身を置くのとは全く別ものでしたし、共有できない孤独はありましたが、思ったよりずっとライブ感が味わえ、リフレッシュできました。

はじめてのことをするのはいつも楽しい。明日はなんと「情熱大陸」に出るという彼ら(なぜか笑っちゃう)。分野を飛び出た行動は、時に批判され決して平坦な道ではなかったのでしょうけれど、武道館で止まらなかったDJ松永さんの涙は、青春の全てを掛けて人知れぬ努力を積み重ねた長い時間がにじみ出て、にわかファンの私さえぐっとくるものでした。それにそれを見守るRさんの優しいまなざしがまた良かったです。

コンビでお互いが自立して活動し、お互いのことをリスペクトしてるという関係が本当に好きです。ちょっとラーメンズにも似てるかも(髪型含め^^)、とこっそり思っていたら、アーカイブを覗き込んでいたら息子2が「なんかラーメンズみたいだね。服も黒だし」と言っていました。言葉が好き、音楽が好き、笑いが好き、かっこ悪いところを見せられる人がかっこいいと思う、という人におススメ。