大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

民芸の楽しみ


秋田・川連へ修復へ旅立ったお椀が帰ってきた。手触りは更に柔らかくなったよう。手を掛けてくださった職人さんに感謝。簡素で余計なことは言わず、誠実さだけが対応が印象的。

西荻時代の常連さんで、おそらくねこひ日記読者の最古参であるYさんが送ってくださた本がきっかけで思い切ることができた。(Yさんありがとうございます!)

気に入ったものが長く使い続けられることほど嬉しいことはない。自分が何年も使ってボロボロにしてしまった食器を作り手に差し出す恥ずかしさは相当だったけど、職人さんは「漆器は使ってもらうものですから」とあっさり受け取ってくださった。

大事にしてもらったぬくもりが、重なってゆく。


名古屋から来てくれた学友Hちゃんがくれた瀬戸本業窯の豆皿。ここ15年、子どもたちにたくさん手伝いをしてもらうため、割れてもいいように丈夫なMUJIの色気のない皿が増えていた我が家だけど、久しぶりに生活の潤いを取り戻した。

手を掛けて使い込んでゆく、その物だけのもつ美しさを、楽しみたい。

 


*明日は大沼湖畔でグレートラン・ウォーク開催。大沼湖畔道路は片側通行で時計回りにしか車が通れません。お店にいらっしゃる際は、沼の家さんから大沼公園駅へ向かう方向からぐるっと回っていただくか、鹿部線を若松毛皮の黄色い看板から入って大沼周遊道路へ向かい、左折してお越しください。