お菓子やパンについて、「もっとこうだといいんだけどな~」と時々小学生の息子2がやんわり食卓で教えてくれる。
一般的にはそうだよね、と私も少し加勢することが多いけど、
「お父さんはこういうのが好きなんだよ。」
と姿勢を崩さない夫。
もう高学年になるので、息子も負けてない。先日は速攻真顔で
「自分の好みばっかじゃなく、みんなのニーズに応えて作らないと」と正論を言うので笑ってしまった。
あまりに真っ当で立派な態度なので、夫も私もははーっと頭を下げたくなる。
本当にそう、だけど、やっぱり多数派に転ばないのが夫。
「社長になってください」と笑って受け流している。
ま、本当はそうなんだけど、そこがお父さんのいいところだからね。と今度は一応夫の肩を持つ。
多数派のニーズにばかり合わせていたら、ちょっと変わった面白いお店は消えてしまう。少数派の私は、そんなお店をそっと見守りたいし、そういうのも生き残れる社会であって欲しい。
多数派ニーズには迎合しないかもしれないけれど、人を喜ばせたいという気持ちはちゃんと持っているし、自分の好みというだけでなく、もう少し広い視野で世の中への願いのようなものを考えた末の決断でもあるのだと思う。
でも、頼もしい息子2。君の代にもし三月の羊があったら、また全く違う形で進化していくんだろうな。まもなくみんな、ひとつ進級して新しい生活が始まる。
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