大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

散歩

「見て、面白いよー」
散歩中、先を歩いていた夫に呼ばれて駆け寄ると、
クモの巣に花を投げ込んでダーツしている。

わぁ面白そう!と早速私も投げたら、力が強すぎて
巣を壊してしまった。。。あちゃ。
もう一度ソフトに。
すると、端からするするっとクモが出てきた。
獲物だと思ったんだ。

ごめんなさいクモ。
でも面白くて、国道沿いのガードに
幾つもできているクモの巣に次々ダーツ。
もれなくクモが出てくる!
巣にかかった花が浮いていて、洒落た壁掛けみたいになった。



もう少し行くと、大きな栗の木の下に青いイガがいっぱい。
蹴っ飛ばしたり木の棒で転がしたり、ひとしきり遊ぶ。
息子は夢中になって、うきゃうきゃ笑いながらイガに取り組んだ。



こんな話を書くと、やっぱり自然に触れ合えて
子どもにとってはいい環境ねと言われそうだけど、
いい環境かどうかは本人でないからわからない。
同じような年の子どもたちがいっぱいいて無心で遊べる
という「いい環境」からは遠ざかってしまったもの。

この辺での1歳児はレッドリストに載るような珍しさ。
車から身を乗り出してじっと見つめる人、
「いいもの見た」って顔してすれ違う人、
餌をくれる人もいる。
私もキツネとか見るときああいう表情してるのかな。

ちなみに自然の中でのびのび育っているイメージの
北海道の子どもたちは、運動不足になりやすいと聞いた。
冬は雪に閉ざされ、近くに児童館もなく、
食料はスーパーが遠いために買いだめしているので、
数日家にいても困らない。
その上車があって、おいしいものがいっぱいあったらね。

そんなこともあって、なるべく散歩に出るよう心がけている。
地元の人は「行くとこないっしょ」と心配してくれるけど、
ガススタの廃墟など、息子に人気のアスレチックスポットとなっている。
冬が来る前に、もう少し探検を。