大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

息子たち

10kgのお米を持つとき、子どもたちの成長を感じる。
帰るなり「おなかすいた。なんかちょうだ〜い」と長男。
両手をのばして
「まんま!まんまんま〜ん!(飯っ)」「ばん!ばん!(パン)」
と迫ってくる次男。
炊いても炊いても、爽快にご飯が減っていくようになった。


もうすぐ5歳になる長男は、いつのまにか魚の骨を自分で
取って食べられるようになった。
驚いている私に、声色を変えて「おまえを骨抜きにしてやる〜」
と気の利いたセリフまで吐くようになった。
はりきったお兄ちゃんぶりで、よく弟の面倒を見てくれる。


1歳2ヶ月になる次男は、最近保育園へ入園した。
帰って来た彼へ両手を広げ、再会ごっこを求めた私に
両手を広げて向かってくると、あと3歩のところで向きをかえ、
夫の方へ抱きついた。

くやしいからもう一度チャレンジすると、今度は
途中まで満面の笑みで私に向かってくれ、あと2歩のところで
横にすり抜けていった。
いつのまに、こんな小技ができるようになったんだろう。

お店という赤ちゃんを西荻窪で育てた千本ノックの日々は
ほんとにへとへとだったけれど過ぎてみるとメダルのような
重みと誇らしさを持って今も私を励ましてくれる。
今ではだいぶ成長して、はらはらすることなく見守れるようになった。

今、子どもたちを育てながら、時々あえて少し手がかからなくなった
ときの切なさを思い、また今に戻る。
私も夫も10年たって、あの頃ほどケンカをしなくなった。
一緒に何かを作り上げた、育てた戦友、という思いがあるからだろう。

次男の爪を3日にわたってようやく切り終え、慌てて長男の爪を切り、
合間に自分の爪を切る。するとまた子どもの爪が伸びている。
この調子で一週間があっという間に過ぎてゆく。
そんな生活が、なんかいいなと思う。