大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

新しい11月へ


北海道に来てからジャンボカボチャをいただく機会が増え、
ハロウィンを身近に感じるようになってきました。
(小学校でもランタン作りの時間があり、上は覚えてきた息子と夫の作)
街なかではないので、蝋燭を灯すのもなんとなく安心。
収穫祭かと思っていたら、元々はケルトのお正月の前夜祭なのだそうですね。


10月は紅葉も手伝って遠くからもたくさんのお客様が来てくださいました。
お店は土曜日しか開いてないので、
「ずっと来たかったです!」と言って下さる方は多いのですが、
先日練馬からいらした女性は、5年前に西荻窪のお店に行ったら
3週間前に閉店していたとのことで、数年来の想いを果たしてくださいました。

しかもその方、子どもの頃赤井川に住んでらしたというのです!
私たちがこちらへ移住して最初に暮らしていた場所です。
閉店を知って三月の羊のサイトを見ていたら、ねこひ日記に懐かしい風景が
載っていたので驚かれたそうです。
私たちの住まいはお友達が住んでいた場所だったとか。
赤井川の昔の様子などを聞いて盛り上がりました。

またある時は、10年前に載った雑誌「mellow」創刊号の記事を見てずっと気になっていたという
お客様がいて、東京から大沼に移住したことをサイトで知っていたけれど、
それが自分が若いころ実習をさせてもらった山川牧場さんのすぐ近くのようだと
驚いてお電話くださいました。福井から通販でご注文くださったのですが、
不思議なご縁で嬉しかったです。

雑誌「mellow」は2005年に創刊され、今は見かけなくなってしまったのですが、
創刊号は相当力を入れた作りだったのでしょうね。
北海道に来てからも、すでに無くなっている雑誌にも関わらず、
ひとりでなく何人もの方が「mellowを見てからずっと気になっていました」
と教えてくださって、その効力の長さに驚きました。

まだまだ不思議なご縁はたくさんありましたが、またの機会に。
明日から11月。
ケルトのお正月と聞くと、いつもと違った気持ちで11月を迎えられそうです。
新しい時間軸はいつも私を自由にしてくれます。