大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

秋の食いしん坊2

小学校から帰った息子1がころころ太ったドングリをいっぱい抱えてきました。湖畔道路にはドングリがいっぱい。今年はドングリと栗が豊作の年のようです。

数日後、今度は小さな栗を袋いっぱいに入れて帰宅。
大沼公園近くのお寺で栗拾いさせてもらったそうです。
息子2も3個差し出して「栗ご飯!栗ご飯!」とふたりともすごいテンション。

剥くところは夫と息子1に託し、栗ご飯を完成させました。
翌日、まだまだ沢山ある栗。しかし小さいので私は剥く気になれず。
どうやって食べたいかリクエストを聞くと、「モンブラン!」とのことでした。


モンブランと言っても、私たちのイメージにあるのはこれなのです。
スイスの絵本作家カリジェの『ウルスリのすず』(岩波書店、1973年)に出て来るラストシーン。
蒸した栗にクリームをたっぷりかけてお腹いっぱい食べるという場面です。
「ひょっとしてケーキのモンブランの原型ってこれ?!」ととても気になっていた食べ方。

そしてやる気のある息子1、ウルスリのモンブランを目指して、私が仕事をしてる間に
ひとりで何十個も鬼皮を剥いてくれました(写真一番上)。蒸してから私が薄皮を剥いて仕上げ、
夫と子どもらでクリームを泡立て、ようやく完成!!

夢のウルスリのモンブラン
素朴な味で、絵本の世界を共有。栗はシロップ煮にしておくとクリームとの味がより馴染んだかもしれません。
ウルスリの時はどうだったでしょうか。シロップ煮の保存食が用意してあったかな。
手間がかかるのでなかなかできるものではありませんが、4人とも大好きなこの絵本の世界を
リアルに体験できて大満足でした。