大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

初雪降りました

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雪化粧で荘厳な雰囲気の駒ケ岳

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「雪だー」と嬉しそうな息子1

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スキーウェアで登校、息子2

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ふわっと頭に載ったの撮って、と息子2

先週駒ケ岳が冠雪したのを見て覚悟していましたが、今朝ここにも初雪が降りました。雪が大好きな息子1は朝からウキウキ。ひらひら降りてくる雪片は、まさに「空からの便り」といった感じです。

夜適度にストーブを焚いておけば朝もほんのり温かいので、寒く感じたとき足元に電気ストーブを時々つけるくらいで日中は過ごせます。家や仕事環境によると思いますが、東京のオフィス街ではないので、ここではこの時期アウトドア用の衣服があると寒さで困ることはありません。

私が愛用してるのは、無印で限られた時期だけ売っている厚手のウール靴下と、ベルメゾンで去年まで売っていた裏フリースの「暖パン」というボトム、上は薄手のダウンとアウトドア用のアウターがあれば散歩でいやーんさむーい、みたいなことはほぼなく、針葉樹のいい香りを吸い込み、透けてきた木立の間から湖を見たり鳥の声を聴いて十分楽しめます。

今思い出しても、東京で冬寒いと凍えていたのは薄着だったからなんだなぁとつくづく^^ 家の中も、断熱がしっかりしてるから隙間風はほとんどないですが、窓が多いのでこの時期から幾つかの窓に透明のフィルムを張った木枠をはめて熱が逃げないようにしています。

引っ越してきた当初は寒さに対する衣服と住まいが整ってなかったので、とにかく寒さを防ごうと窓を囲いまくっていましたが、11-3月は日照時間がとても短いので、あまり窓をふさぐと今度は気持ちが塞いでしまうことが判明し、半分は眺めを確保したり、日の光を少しでも浴びる工夫をしています。

繰り返し書いていますが、北海道の田舎に住むときネックとなるのは、「寒さ」よりも雪による「交通」の不便さ、出かけにくさと私は感じています。まだ息子1が1歳だった最初の冬、出かける場所もなく車も乗れず、家で話せる相手は夫のみで、4-5日夫としか話していない、という環境ほど息詰まりを感じた冬はありませんでした(;^_^A

かつて「恐怖」だった冬は、色々が整ってそれなりに人間関係や居場所ができた今、それなりにお楽しみもあり、1年の中の大きな変化のひとつとなりました。美しさ、そして雪の時期のしんとした静けさはここでしか味わえないぜいたくです。とはいえ、自分とは嫌というほど向き合うことになるので、心の棚卸が済んでいない方には厳しい局面もあるかも。

私は図らずもその煮詰まりを利用して、周りに大迷惑を掛けながら心の棚卸をさせてもらい、今はあまり悩むことなく生きています(悩んでも長続きしない^^)。甘えさせてくれた大沼の仲間や先輩方、家族に心から感謝しています。東京で、友達以外の人にこれほど中身を見せてきたことはたぶんなかったし、何か皮がはがれたように軽くなりました。