大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

のままで

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書きたいような恥ずかしいようなでずっと控えていたけど、「日曜日の初耳学」で初めてCreepy Nutsが「今幅広い層に人気の」って紹介されてたのが嬉しくてつい。

1年のにわかファンながら、これまでずっと「今若者に人気の」って冠になんかごめんなさいとむずむず。ふたりが更にそこからこれ程売れたことも、初めて納得のいく紹介のされ方したのではと思う良い番組だったことも嬉しかった。松永さんがオリンピック閉会式にまで登場して「一流」と言われるようになった時の波と林先生の力も手伝って。

昨年大阪放送局の音楽番組や「霜降りミキXIT」で見かけて気になってたところに、息子2が私から奪ったiPodで「どっち」をひろって、大爆笑しながら聴いてて。あ、あのふたりだ!と私もすぐにヘビロテ。

当時悩んでいたことにすごくぴったり寄り添ってくれる歌詞で、Rさんの日本語の響きの美しさと松永さんのクールでちょっとへんてこな音楽に打たれて以後クリーピー漬け。

2016年の「悩む相談室」からさかのぼり、1年で5年分の歴史を毎日のように味わい、どちらかが出てるからと普段見ないバラエティも相当見た^^松永さんが大食いに出た時は、「なんでまつながこれに出てるの?」と息子2まで言い出すくらい子供たちも身近に。

音楽はもちろん、深夜のラジオに救われることしきり。体が思うように動かず、受け入れられず寝付けないような日々、ふたりのラジオを聞いてるとばからしくてほっとして、すーっと寝てしまうことが度々あった(誉め言葉)。翌日ラジコで再聴。

いつも、誰か私を笑わせてよ、びっくりさせてよって(面白いことないかな、新しい概念見たいなと)思ってるんだけど、お笑いは好きでも作りこまれたネタは笑えず、このふたりのとぼけたあきれるくらい素の部分の面白さに何度爆笑させてもらったことか。

大人なのにこんな全力でばからしい(しかもわざとらしくない)こと延々と話せる人いるんだーっていう嬉しさと、どこか自分と一緒だ♡とほっとするようなところがあって、ラジオやみつきになってしまった。ラジオの距離感ってすごい。

くだらないこと大好きって気持ちを、日常生活ではあんまり共有できないからかしら。大人になるにつれ、教養とかいい話好む人が周りに増えてくもんね。

くだらないけど、きっとふたりもそれに救われてきたから、今度はする側に回ってるんだろうなと思う。高校途中でやめてDJの道を歩んでから音楽で食べられるようになるまでの10年近い日々に、どれだけの孤独と修練があったか私にわかるはずもないけど、これほどの癒しが生まれるのはきっとそのせいなのではないかなって。

だから年末のCDTVで年越しカウント取ってた姿も、お正月にさんまさんの番組呼ばれたのも、何だかとっても感慨深くて、いちいち心打たれてしまう。声かけられたらやってみよう、どんな自分でも受け入れようっていうスタンスが愛しくて、私みたいなはみ出し者でも社会にいてだいじょぶかもって思わせてくれる。

ので、「若者に人気」って気持ちはすごいよくわかる。あんなに売れてても毎度どこか所在なさげにいる大人ってなかなかいないもの。私もオーバー40でも所在ないからシンクロするんだろうか。世代の差をほとんど感じないのは彼らの包容力と努力のたまものだろうけど。

こんなに正直でいいの?って思うくらいそのままの自分をさらけ出しているふたりが活躍してる日本にほっとする。これからはきっと、それでいいってことだよね。日本てなんかいろいろ大変だけど、自分のままでいよう。

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↑ 松永さんのパフォーマンスを真似る息子1
↓「この髪型まつながっぽくない?」と心配そうに聞いてきた息子2 

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ちなみに長岡出身のDJ松永さんの師匠はDJ CO-MAさんと聞いて爆笑(息子2の名前)