大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

やみなべの光

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「お母さーん、夕飯にやみなべやってみたい」
とーとつに息子2が言う。えー?…そう言えば、私もやってみたかったー!
というわけで、昨日人生初やみなべ、やってみました♡

漫画でしか見たことない闇鍋、ウィキペディアによれば、起源は平安時代まで遡り、宮廷で参加者が一品料理を持参する「一種物(いっすもの)」が転じていったとか。

昨日は何も調べず、主に藤子不二雄さんの漫画からのイメージで、取り仕切ってみました。

1*少し深さのある鍋に、出汁と基本の野菜を煮ておく。
  大き目の昆布をカバーに使うと、中身が見えにくくて良いかも。
2*火を止めて部屋の用意。卓上は鍋を運んだらすぐ食べられるように整える。
  ご飯はよそっておく。蝋燭など照度の加減が大切なのでこの時点で確認。
  大音量で2つくらいの音源で何かを流し、具を仕込む人以外は別室へ。  
3*1人最大3つまでの具材を鍋の他の材料を見ないように昆布の下に忍ばせ、
  終わったら別室の人と交替。全員終わったらひと煮立ちさせてテーブルへ鍋を運ぶ。(感染対策としては、鍋は卓上に置かず、別の場所に置いて各自よそう方式にした方が良いです。具材を入れる時もトングなどを使うよう気を付けて☆)

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わー。何が入っているんだろう。ドキドキのまま各自自分で椀によそい、入れたものは食べるルール。「匂いは悪くないね」「やばかったら柑橘絞るといいかも」

「なんか油っぽいぶにゅっとしたもの入ってたー」「ナニコレ、かたーい」「何かがふやけた味」などなど、感想を交えて楽しみ、全員が2杯目をよそった時点で何が入っていたか当てっこ。

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夫  「あられがふやけたようなの入ってた。…ばかうけ?」
息子1「正解!せんべい汁っていうのがあるからあのイメージなんだけど」
私  「あ、私も同じ発想…」
息子2「……あれ入れたけど食べられるものだったかなぁ…」

一同 「………。」
私  「入れていいのは食べられるものだよっ!大丈夫??」
息子2「…たぶん大丈夫だと思うんだけど~」

皆が不安になった息子2の入れた物の正体は、前の晩に揚げたコロッケの天かすでした。私が置きっぱなしにしていたので謎の物体だったらしく。
息子2「初めてだからよくわかんなくて、そこにあった鍋から入れた。草かと思った」だそうです(^_^;) 普段はやんちゃなめな息子2ですが、案外慎重で良かった^^

子どもたちが苦手なしいたけも入っていましたが、約束通り残さず食べていました。鍋は嫌いな息子2も余程楽しかったのか、「また明日もやりたい!」と言っています。家でばかり過ごすことの多い冬ですが、電気消して暗い中火を囲んで五感を研ぎ澄ませての食事はスリルがあって刺激的だったかな。

ちなみに息子1と同じ考えで柿ピーのおかきを入れた私。夫秘蔵のおやつだったようで、息子から「お父さん柿ピー隠し持ってたの?ちょうだい」と要求されて暗ーい顔になってました。ご、ごめん。おやつ棚にない物の方がいいかと思って ><

長い長い冬休み、ようやく終了まで1週間を切りました。息子2の「ひまー」が、少しは紛れたかな。エスカレートしたらちょっと怖いですが、しばらくは残さず食べてくれる簡単料理発見!ということで、闇鍋に光を感じた夜でした。


*危険なこともあるので、メンバーは9歳以上がおすすめ。小さい子とやる時は、大きい人とチームになってやるといいかも。