大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

収穫と庭じまい

今年豊作だったホップ

無事今年の店舗販売完走しました。皆様ありがとうございます。
日々雪景色になりましたが、雪の降る前に庭じまいをした時のもの。

年によって、隆盛するものとそうでないものがあり、今年は野いばらは全く実りませんでしたが、面白いくらいホップが実っていました。乾かして枕にしたいという芹沢さんの野望を叶えてあげたかったけど、気が遠くなるような作業で、現在ぬいぐるみの枕くらいでストップ(^_^;)


カシスなど、夏に実ってくれた果樹の剪定。また来年実がつきますように。肥料は薪ストーブの灰とピートモスのみ、という自然栽培の果樹の肝は、きっと剪定なのでしょう。当初本を片手に試行錯誤していましたが、10年以上経つのでコツがわかってきたもよう。

この時期枯れて面白味がないかに見える庭ですが、よく見るとたくさんの種があちこちで出来ていて、楽しい気持ちになりました。

よもぎの種、ふわふわ

こちらはニラの種

蒔くのが遅かった紫蘇は、一斉に出来すぎて最後収穫しきれなかったのですが、紫蘇の実が更に熟して種をたくさんつけていたので収穫。とってもいい香りで、一瞬夏が蘇ってきました。

来年はどんな庭になるのかな。自然栽培すぎてノーコントロールな我が家の庭は、一般的な「食べられるものの収穫」基準からは少しはみ出しているかもしれませんが、おもがけないお楽しみがたくさんあり、ワクワクします。

果樹が目立ってくるまでは、「何もないじゃない」と言われた時もありました。そんな時でも、実は色々すごーくたくさんある庭。内心ふふふ、「何もない」と思う人には「何もない」土地なんだなぁとなんだか面白く感じたり。茶色の地味な庭に宝物を見いだせるようになり、ここでの暮らしも黒帯入りかな、と思える冬の入口でした。

この時期貴重な生き生きとした緑がまぶしいアップルミント。甘い香り